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11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで 文春新書1397
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11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで 文春新書1397

片山杜秀(著者)

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11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで 文春新書1397

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2023/02/17
JAN 9784166613977

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11人の考える日本人 吉田松陰から丸山眞男まで

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商品レビュー

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2025/04/27

ここ数年、精力的に執筆活動を加速させている片山杜秀氏。従来は主として音楽評論・政治評論を手掛けてきた(特に『未完のファシズム』が名高い)ので、本書のように単なる「政治」カテゴリーに収まらない――なんてったって西田幾多郎や小林秀雄までもが論及されている――ある種、畑違いの著作は珍し...

ここ数年、精力的に執筆活動を加速させている片山杜秀氏。従来は主として音楽評論・政治評論を手掛けてきた(特に『未完のファシズム』が名高い)ので、本書のように単なる「政治」カテゴリーに収まらない――なんてったって西田幾多郎や小林秀雄までもが論及されている――ある種、畑違いの著作は珍しい気がする。 タイトル(ちなみに、この本のタイトルは、おそらく映画『12人の怒れる男』をもじったものだろう)にもあるように、この本は、11人の著名な思想家達を一章ずつ取り上げて、その代表的著作を丁寧に――しかし時には掻い摘みながら――紐解いて、彼らの思想の核心に迫っていく日本近現代思想の入門書である。似たような類書はいくらでも(単行本でも文庫本でも)存在するが、所々で片山氏独自の切り口や着眼点が披露されていて、これはこれで大変勉強になるし、また思わず膝を打つ鋭い指摘もあって結構面白い。 個人的に「なるほど、上手くまとめたなぁ」と感心したのは、小林秀雄の中心的な思想を「何かを批評しようと思ったら、たんなる印象論ではなく、必ず《理論》に基づいていなければならない。とはいえ、何もかも全てが《理論》で説明できるわけでもないのだ」と、乱暴ながらも正鵠を射た表現 でまとめている箇所。「批評の神様」と呼ばれる小林秀雄の思想が、こんな単純でいいのか?と感ずる向きもあるだろうが、実際ホントにこんな感じで、自分は苦笑しながらも思わず首肯してしまった。なかなか言い得て妙。 コンパクトな良書ではあるが、敢えて一つ苦言を呈すと、もっと各思想家の「出自や経歴」に関して深く突っ込んでも良かった気がする。伝記的研究こそ腐るほどあるかもしれないが、この本が文庫本・入門書のスタイルをとっていることを鑑みると、「出自・経歴」が彼らの思想形成に及ぼした影響などを、もっと詳しく論じてくれたほうが親切だったろうし、各論にさらに厚みが増しただろう。

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2024/12/19

吉田松陰。欧米列強は日本にたいして船など高額なもの売る。値は張るが、資金は貸してやるという。しかし借金が返せない場合、日本の土地に租借権を要求。部分的に植民地にしてしまう。徳川幕府は米と通商を結ぼうとしているが、隙あらば侵略を仕掛ける欧米列強のやり方に無防備すぎる。p.26 水戸...

吉田松陰。欧米列強は日本にたいして船など高額なもの売る。値は張るが、資金は貸してやるという。しかし借金が返せない場合、日本の土地に租借権を要求。部分的に植民地にしてしまう。徳川幕府は米と通商を結ぼうとしているが、隙あらば侵略を仕掛ける欧米列強のやり方に無防備すぎる。p.26 水戸学では日本を守るのは侍(エリート)であり愚民は反乱を起こさないよう統治するという発想だが、日本を守るためには身分関係なく教育しなければならない。p.28▼丸山まさお。天皇はヒトラーのような独裁者ではない。天皇は万世一系の血統で威光を発しているのでり、天皇自身が主体ではない。天皇は自らの意志によって何かをする気持ちがない。憲法も天皇が主体的に作ったものではない。※臣下は「天皇の意志だ」というが、天皇には意志がないため、責任の所在がわからなくなる。p.244『考える11人の日本人』 ************** 『国の死に方』★3 『大学入試問題で読み解く 「超」世界史・日本史』★3

Posted by ブクログ

2023/09/26

 日本の知識人・オピニオンリーダー11人の思想とその原点をわかりやく解説している。各人の経歴など、多少退屈に感じるところもあったが、文章もよみやすく、その時代の思想風潮もよく理解できた。  各人は、多かれ少なかれ、「天皇」をどう位置づけるかにも心を砕いており、天皇は日本独自の思想...

 日本の知識人・オピニオンリーダー11人の思想とその原点をわかりやく解説している。各人の経歴など、多少退屈に感じるところもあったが、文章もよみやすく、その時代の思想風潮もよく理解できた。  各人は、多かれ少なかれ、「天皇」をどう位置づけるかにも心を砕いており、天皇は日本独自の思想背景としてなくてはならぬ存在であったこともよくわかった。近年はむしろ天皇に触れることはタブーのような風潮があるが、(どう位置づけるかにかかわらず)天皇抜きに日本の思想は論じられない、というのが、本書の裏テーマなのかな、と感じた。  知ってるようで知らない日本の代表的な知識人達の主張の概要を学ぶには最適の一冊。

Posted by ブクログ