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本の雑誌 麦こがし遠足号(477号 2023年2月) 特集 どんでん返しが気持ちいい!
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 本の雑誌社 |
発売年月日 | 2023/02/07 |
JAN | 9784860115395 |
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本の雑誌 麦こがし遠足号(477号 2023年2月)
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商品レビュー
3.8
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この「本の雑誌」を読み始めたのは2023年1月号からで、買ったのは去年の暮れ。買ってしばらくしてから読み始めたとき、どうやらこの本に関わっていた人が亡くなったらしいとTwitterで見た。正直、誰だ、という気持ちだった。 今月号の椎名誠の「哀愁の街に何が降るというのだ。」は、いつもどおりの連載かと思ったら、今年の1月に亡くなった目黒考二氏の話がいきなり始まった。1ページにも満たない文量ではあったが、こういう言い方は適切ではないと思うけど、惹かれた。そして椎名氏が故人とどんな関係だったのか、何も知らない私にもわかった。羨ましいと思った。死ぬ前に電話をしてくれる人がいて、思い出話で笑えて、最後までやり取りしようとしてくれた人がいて。悼んでくれる人がいて。 5月号は追悼号。この間書店で見て、昼休みには残っていたから仕事終わりにでも買いに行こうと思っていた。もうなくなっていた。全国の書店で売り切れって、やっぱり凄い人だったんだなあ。
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椎名誠さんや編集人による目黒孝二追悼の言葉が涙なくして読めない。 他、辻まことの10冊がいい。辻まことの素晴らしさが広まるといいな。
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これは、特集「どんでん返しが気持ちいい」ではなく「辻まことならこの十冊を読め」につられて購入しました。 お友だちの絵本作家花房葉子さんが辻まことの大ファンで辻まことをお勧めされて『山からの絵本』を試しに購入してみたのですが???という感じでどういう作家さんなのかよくわからなかっ...
これは、特集「どんでん返しが気持ちいい」ではなく「辻まことならこの十冊を読め」につられて購入しました。 お友だちの絵本作家花房葉子さんが辻まことの大ファンで辻まことをお勧めされて『山からの絵本』を試しに購入してみたのですが???という感じでどういう作家さんなのかよくわからなかったのです。 辻まことは、父親がダダイストの辻潤。母親の伊藤野枝は家を捨てて大杉栄のもとに走ったそうです。 社会的肩書は絵描きで主に山の絵を描いたそうです。 山といっても登山家や冒険家の生きるか死ぬかの類の本ではなく湖畔の小屋住まい、狩猟など、アウトドアの楽しさを凝縮させた一冊が『山からの絵本』。 都市生活と山里の自然との関係が描かれていて大人がじっくり読む絵本。 まことにとって画描きはあくまでも世渡りする上での肩書。スキーや山登り、釣りは素人離れの腕前。かといって隠者でもなく、都会に現れて酒を飲みギターを奏でればプロ級で文章も喋りも一流だったがいずれも彼からすれば余技だった。 「職業=辻まこと」だそうです。 1975年に62歳で没。 他にお勧めは『辻まことセレクション』や『あてのない絵はがき』『辻まことアンソロジー』だそうです。 「どんでん返し」も、もちろん面白かったです。どんでん返しの魔術師はディーヴァー。 日本のどんでん返しの帝王は中山七里さんだそうです。 中山七里さんは音楽家のシリーズをブクログ以前に少し読んだことがありますが、なぜかブクログの私の本棚には一冊もないです。読んでみようかな。 今、図書館に予約中の『名探偵のいけにえ』や『プロジェクト・ヘイル・メアリー』なども載っているので楽しみです。
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