旅行の世界史 人類はどのように旅をしてきたのか 星海社新書244

森貴史(著者)

• 販売会社／発売会社: 星海社/講談社
• 発売年月日: 2023/01/26
• JAN: 9784065306406

商品レビュー

2024/09/02

古代・英雄は旅で成長：
新人の地球への拡大
ギルガメシュ王・人類最古の旅の記録
アレクサンドロス大王の東征
三蔵法師の天竺行
中世・世界を旅する職業人：
旅は病原体も運ぶ
巡礼　聖地　旅の苦難　遍歴職人・学生　ジプシー
近代・自然は美しい：
馬車　世界探検　アルプス登山　団体旅行
理性と産業革命の時代
馬車の時代
高等教育・グランドツアー
トマスクック・観光旅行
伝説の南方大陸
アルピニスト誕生
現代・２０世紀の新しい大衆旅行：
長距離鉄道　豪華客船　飛行船
新たなテクノロジー・極地探検：
大空の旅　南極点と北極点の制覇　現代の旅

2024/06/12

人類はどのように旅をしてきたのか、という副題からするとアフリカを出てから全世界に散らばった原始時代を思わせるが、あくまでメソポタミア文明以降の話。一番印象に残ったのは19世紀の観光旅行、トマス・クックの事業だった。

2023/04/07

「旅行の世界史」というタイトルだが、古代は周辺諸国の征服のための移動、中世は巡礼や冒険であり、私たちが考える旅行とは異なる。
近代に入り、王侯貴族の勉強としての旅が始まり、20世紀の現代になってようやく庶民による旅行が開始された。
元々軍事目的で開発された鉄道や航空船が、平和になり、経済的に豊かになって旅行目的に利用されるようになってきたんですね。
そして、今や旅先は宇宙だとか。しかし、その費用に驚かされる。庶民には夢のまた夢というところでしょうか。