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100分de名著 ジーン・シャープ『独裁体制から民主主義へ』(2023年1月) 非暴力という「武器」 NHKテキスト
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | NHK出版 |
発売年月日 | 2022/12/23 |
JAN | 9784142231478 |
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商品レビュー
4.3
9件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「自由は誰かが与えてくれるものではなく自らの手で勝ち取り粘り強く守っていかなければならない。」 とても面白くて、目からウロコの本。 ■独裁体制へ服従してしまう要因 習慣、制裁への恐れ、道徳的義務、自己利益、支配者との心理的一体感、無関心、不服従への自信の欠如。一人では無力。集団になること。 ■暴力に替わる有効な抵抗の選択肢を提示することができなければ、人々は暴力に頼り続けると考えて、「戦略的非暴力闘争論」を。 ■「敵」の捉え方。敵の人々と政治体制を区別し、前者を体制の犠牲者と捉える。 「力(=暴力)」での抵抗は、より強い「力」で打ちのめされる。土俵から降りる ■非暴力行動198の行動 抗議・説得、非協力、干渉 ■「民主化勢力は兵士らにすぐさま反乱起こすといったようなことを頼んではならない。そうではなく意思疎通が可能な範囲内でとりあえず実践可能で比較的安全な隠れた不服従はいろいろあることを明らかにするべき。例えば、兵士や警察は抑圧の命令に非効率的に従ったり、指名手配人物を見つけ出せなかったり、抵抗者に弾圧が差し迫っていることを漏らしたり、重要な情報を長官に報告しそびれたり、抵抗者たちを外して頭上高くを狙って撃つと言ったことができる」 ■第4回 新たな独裁者を生まないために 旧体制の高官たちの処遇、憲法の制定 等。計画的に。 ■シャープは、理論の厳守より、状況に応じて妥協せざるをえない場面もあった。また、世界的にシャープの理論が広まってからは、体制側もシャープの本を教本にしている。世界的に広まるまではかなり有効な手段であったが。シャープの理論を礎に、さらなる進化が求められる。
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シャープの著書を噛み砕き、例を引いて説明するとともに、現状、また問題点についてもいくらか洗い出してくれている良いガイドブックかなと。「私たち」が目指したい民主主義についてもう少し基本的なことを学ぼうと思う。
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「ジーン・シャープ『独裁体制から民主主義へ』」中見真理著、NHK出版、2023.01.01 109p ¥600 C9431 (2023.02.15読了)(2022.12.26購入) 非暴力により独裁体制を終わらせ民主主義の体制に持ってゆくための方法を書いた本があり、実際にこの本に...
「ジーン・シャープ『独裁体制から民主主義へ』」中見真理著、NHK出版、2023.01.01 109p ¥600 C9431 (2023.02.15読了)(2022.12.26購入) 非暴力により独裁体制を終わらせ民主主義の体制に持ってゆくための方法を書いた本があり、実際にこの本に書いてあることを実践して成功した事例があるということを知りませんでした。 最近では、独裁体制側もこの本を読んで、対策を講じているということなので、更に進化させないとうまくいかないとか。 ●理論的体系化(15頁) シャープが目指したのは、それまで場当たり的に展開されてきた非暴力闘争に、軍事のような戦略に基づく計画性を持たせることでした。戦略的に非暴力闘争を理論的に体系化した彼は、「非暴力におけるクラウゼヴィッツ」「非暴力におけるマキアヴェッリ」とも呼ばれています。 ●交渉は不可(24頁) シャープは、力関係に圧倒的な差がある中で、「交渉という方法が相互に満足できる解決策をもたらすことはない」と断じています。 ●民衆の支えがなければ統治できない(27頁) 支配者の政治的な力は被支配者との相互関係に規定されている。つまり、民衆を抑圧する支配者は「統治する民衆の支えを必要」とし、民衆の支えや協力がなければ「政治的な力の源を確保し維持することはできない」というわけです。 ●非暴力闘争の「勝率」(97頁) 1900年から2006年までの間に政府を打倒(もしくは抑圧者から領土を開放)した抵抗運動のうち、参加者が千人以上の事例323件を徹底的に調査しました。その結果、暴力的抵抗の勝率が26%ほどだったのに対し、非暴力で闘ったケースでは実にその二倍、約53%が成功を収めていることがわかったのです。 【目次】 【はじめに】非暴力に現状打破の希望を託す 第1回 独裁体制は見かけほど強くない 第2回 非暴力という「武器」 第3回 非暴力ゆえの勝利 第4回 新たな独裁者を生まないために 非暴力行動198の方法 ☆関連図書(既読) 「ガンディー『獄中からの手紙』」中島岳志著、NHK出版、2017.02.01 「獄中からの手紙」ガンディー著・森本達雄訳、岩波文庫、2010.07.16 「マハトマ・ガンジー」蝋山芳郎著、岩波新書、1950.03.10 「ガンディー主義」ナンブーディリパード著・大形孝平訳、岩波新書、1960.05.20 「ガンジー」坂本徳松著、旺文社文庫、1965.. 「ガンディー 反近代の実験」長崎暢子著、岩波書店、1996.04.05 「ガンジー自立の思想」M.K.ガンジー著・片山佳代子訳、地湧社、1999.06.10 「現地発エジプト革命」川上泰徳著、岩波ブックレット、2011.05.10 「中東民衆革命の真実-エジプト現地レポート-」田原牧著、集英社新書、2011.07.20 「エジプト岐路に立つ大国」ターレク・オスマーン著・久保儀明訳、青土社、2011.12.20 「エジプト革命-アラブ世界変動の行方-」長沢栄治著、平凡社新書、2012.01.13 (アマゾンより) 世界中で読まれる「抵抗運動の教科書」 旧ソ連国家の独立運動、ミャンマーの民主化運動、そして「アラブの春」から香港雨傘運動まで――。巨大な権力と戦う人々の傍らには、常に一冊の本があった。「非暴力闘争」による権力打倒のために書かれた本書は、必ずしも道徳的にも宗教的にも優れていない、「普通の人々」が実践できる抵抗運動を指南する。戦略なき平和論から脱却し、民主主義や自由の真価を問い直すために必読の書!
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