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遠きにありて、ウルは遅れるだろう エクス・リブリス
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遠きにありて、ウルは遅れるだろう エクス・リブリス

ペ・スア(著者), 斎藤真理子(訳者)

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遠きにありて、ウルは遅れるだろう エクス・リブリス

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 白水社
発売年月日 2023/01/21
JAN 9784560090794

遠きにありて、ウルは遅れるだろう

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商品レビュー

4.4

5件のお客様レビュー

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2023/08/07

読み終わって、なんとも不思議な感覚にとらわれる小説。 時間を置いて、もう一度読むとまた初読のときとは異なる印象を持ちそうな気がする。 韓国文学には多彩な才能がひしめいていることを実感させられる。 印象を書き忘れていて、今頃になって追記。

Posted by ブクログ

2023/07/23

凄い作家を見つけたー!なんだろう…難解だけど独りよがりな小難しい感じではなく、エゴの主張も鼻につかない。 映像的な描写や、幻想と夢、時間が浮遊し織りまざっているような感じは、ラテンアメリカ文学の、心象風景を直に描いたような感じに近いながらも、何か明確に違う。 薄暗さ、漂白されたよ...

凄い作家を見つけたー!なんだろう…難解だけど独りよがりな小難しい感じではなく、エゴの主張も鼻につかない。 映像的な描写や、幻想と夢、時間が浮遊し織りまざっているような感じは、ラテンアメリカ文学の、心象風景を直に描いたような感じに近いながらも、何か明確に違う。 薄暗さ、漂白されたような印象、温度の無さ… 支離滅裂なようで真理を感じさせるセンテンスは、作者の深いところから湧き出た真正のものだと思わせる。 ヨクワカラナイけど、もっとこの世界を味わいたい、でも、抜け出したくもある、心地よくはないが癖になる、そんな微妙な感覚。 その肌感覚は抽象的な映画にも似ている。 「読み甲斐」がある作家であることは間違いない。 邦訳作品が増えることを願います!

Posted by ブクログ

2023/07/09

長い長い詩のような小説。歌詞全体の意味するところがクリアにわからなくても、その歌や歌詞全体(部分や断片でなく)に心を動かされることはあるわけで、この作品はそのようなものであると感じた。 この作品の「造り」を理解するのに役立つと思われるフレーズが作品中の100頁にあるので、以下に引...

長い長い詩のような小説。歌詞全体の意味するところがクリアにわからなくても、その歌や歌詞全体(部分や断片でなく)に心を動かされることはあるわけで、この作品はそのようなものであると感じた。 この作品の「造り」を理解するのに役立つと思われるフレーズが作品中の100頁にあるので、以下に引いておく。 「私たちが生きている始まりもなく終わりもないこの時間の中で起きたすべてのことは、起きるすべてのことは、すべての者の過去と未来は、すべての者の記憶と忘却は、永遠に反射する無数の鏡の中の絵が結局一つでしかないように、それはある意味、同時に起きた一つの事件なのだ。であるならそれは、時は古典的に流れず、ひたすら自らの存在と意味を増幅するという意味だろうか。もしかしたらそれはいつか本で読んだが最後まで私が理解できずに終わった単語、超越であるとか無限大といったもの、永遠の容積を持つ銀河たちが無限大に反復される宇宙の実体だろうか? 私はしばしば想像するのだが、それは、私たちを存在させている普遍存在とはただ一つ、ある唯一にして巨大な感情であって、私たちという物質的な個人は抽象的な時間とともにその感情の原子系を構築するだけだという思いだ。」

Posted by ブクログ

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