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仁義ある戦い アフガン用水路建設まかないボランティア日記
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 忘羊社 |
| 発売年月日 | 2023/01/19 |
| JAN | 9784907902322 |

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仁義ある戦い
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
実際にペシャワール会の現地の活動に参加された杉山大二朗さんを通してみる現地での活動の様子はとても貴重な読書体験でした。 現地での生活の様子が飾らず生き生きと描かれていて、ドキュメンタリーを観ているような感じでした。 食事の様子や、中村哲医師や現地のワーカーの方たちとの会話の様子...
実際にペシャワール会の現地の活動に参加された杉山大二朗さんを通してみる現地での活動の様子はとても貴重な読書体験でした。 現地での生活の様子が飾らず生き生きと描かれていて、ドキュメンタリーを観ているような感じでした。 食事の様子や、中村哲医師や現地のワーカーの方たちとの会話の様子などからは、等身大の人間像を見ることができました。 逆説的ですが、中村哲さんの著作からは垣間見ることができない、中村哲さんのお人柄を拝見できたように思います。 治安が悪化する一方のアフガニスタンで、現地に残りたいという著者に向けた中村哲の言葉がとても印象に残っています。 「君の気持ちは有り難いが、わしの目の届かないところまでは面倒を見切れない。治安がますます悪くなり、外国人は命の危険が増している。また犠牲者を出したら事業を継続できなくなる。敢えて言うが、君は足手まといだ。君はまだ若い。日本で働くこともできる年齢だ。今まで働いてくれたことに感謝する」
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中村哲さんが成し遂げた人道支援、特に用水路建設の話が、現地ワーカーとして携わった著者の目線から語られている。 マルワリード用水路の話はYoutubeでも観られ、経緯や成果はそこからも大筋理解できますが、この本ではそれら映像からは得られない話のディテールが詰まっています。 中村哲さ...
中村哲さんが成し遂げた人道支援、特に用水路建設の話が、現地ワーカーとして携わった著者の目線から語られている。 マルワリード用水路の話はYoutubeでも観られ、経緯や成果はそこからも大筋理解できますが、この本ではそれら映像からは得られない話のディテールが詰まっています。 中村哲さんの人柄、個性的な仲間とスタッフ、なぜ用水路を建設するに至ったかの多角的な理由とどう運営進行したか、山田堰がどう用水路建設に影響を与えたのか、食事の大切さ、など。
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4年前の12月4日、中村哲さんがアフガニスタンで何者かに殺された。私は4日に読了した。 著者は、中村哲さんの何が原動力だったのだろうか?と考えてこう言う。 「仁義を重んじる価値観、人のために尽くす誠実さ、見返りを求めない謙虚さ、見捨てられた人々に寄り添う姿勢、世の不条理に対する...
4年前の12月4日、中村哲さんがアフガニスタンで何者かに殺された。私は4日に読了した。 著者は、中村哲さんの何が原動力だったのだろうか?と考えてこう言う。 「仁義を重んじる価値観、人のために尽くす誠実さ、見返りを求めない謙虚さ、見捨てられた人々に寄り添う姿勢、世の不条理に対する義憤、飄々とした語り口、教養の深さ、深い洞察力、不屈の粘り強さ、果断速攻の采配。あまりにも多様な面がありすぎて、雲を掴むようで捉えようがない。」(179p) 或いは、著者の故郷でもあり、中村哲さんの故郷でもある筑豊の人々の気質になぞらえて「川筋者」と言う。なにしろ中村さんは、港湾労働者を取り仕切る「玉井組」親分の娘の子供、そして芥川賞作家火野葦平の甥なのである。サラブレッドなのだ。表題が「仁義ある戦い」になった所以だろう。 本文は、切った張ったのお話ではさらさらない。社会人として組み込まれるのを良しとしないタイプだった杉山青年が、中村哲さんを知って飛び込んだのがペルシャワール会だった。2005年〜08年、10年〜11年の杉山青年の活動を、漫画とエッセイ半々で綴った体験記である。 私は中村哲さん関連の本を3冊、ドキュメンタリーは何本か、その集大成とも言える劇場版を昨年鑑賞し、邦画のベストワンに選んだ(DVD未発売)。それでも本書で発見がいくつもあった。だいたいのことを知っていても、謦咳に接した人からは、汲めども尽きぬエピソードが発せられると言うことなのだろう。らい病患者サタールとの交流、現地の人たちの立場に立った用水路建設、ゲリラの親玉からの情報収集、等々。 杉山青年の体験した世界は、間接的に中村さんも体験した世界である。用水路が完成して、杉山青年はこの様に感想を漏らす。「信じられないことにわずか数年で(砂漠が)緑地に変化していった。自分で同じ場所で写真を撮って記録していたが、我が目を疑うほどの経年変化だった。(略)旧約聖書で語られる天地創造の物語が実際に目の前で展開しているようだった。」(158p)もちろん、現地の人との軋轢や酷暑の中での作業も、私はやっと具体的に知ることができた。だからこそ、喜びもひとしおだったろう。 2008年、強盗グループによって殺された伊藤和也青年との交流についても書かれていて、初めて伊藤青年の人柄に触れた気になった。 魚雷屋の読書録さんのレビューで本書を知った。感謝する。
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