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数学の影絵 ちくま学芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2023/01/12 |
JAN | 9784480511621 |
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商品レビュー
3.5
2件のお客様レビュー
「零の発見」で有名な吉田先生のエッセイ。吉田先生の本は、「零の発見」以外は、「函数論」「ルベグ積分入門」のいわゆる専門書を読んだことがある。 どれも丁寧にわかりやすく書かれており、初学者が道に迷うことのない配慮がなされている名著たちである。 そんな吉田先生のエッセイを初めて読ん...
「零の発見」で有名な吉田先生のエッセイ。吉田先生の本は、「零の発見」以外は、「函数論」「ルベグ積分入門」のいわゆる専門書を読んだことがある。 どれも丁寧にわかりやすく書かれており、初学者が道に迷うことのない配慮がなされている名著たちである。 そんな吉田先生のエッセイを初めて読んだ。驚いたのが、中谷宇吉郎や寺田寅彦が存命中の時代の人ということ。 短い文ばかりだけど、どれも古臭くなくて読みやすい。特に、一対一対応について触れられているいくつかの文は、大学の講義でしてもらうと抽象的な世界からずいぶん救われる気がする。 「動く地球、動かぬ地球」などは、数学や物理を学ぶ人はぜひ一読しておくべきだと思う。 数学の専門書ではないけれど、核のようなものがそこかしこに表現されていて、数学は苦手だけど、数学の本質に触れてみたいという人にもおすすめ。 寅彦の文には物理学がしみわたっていると書いておられるけど、このエッセイには数学がしみわたっている。
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『零の発見』で著名な数学者によるエッセイ集。 所収の「数学とは何か」や「四色の地図」では比較的理論的な問題が取り上げられているが、多く日常生活を題材に取り、その中で数の意味や数学的捉え方を、分かりやすく説きあかしてくれる。 80年以上前に発表されたものもあるが、ユー...
『零の発見』で著名な数学者によるエッセイ集。 所収の「数学とは何か」や「四色の地図」では比較的理論的な問題が取り上げられているが、多く日常生活を題材に取り、その中で数の意味や数学的捉え方を、分かりやすく説きあかしてくれる。 80年以上前に発表されたものもあるが、ユーモア溢れる文章で、古さを感じずに愉しく読むことができた。
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