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神々の宴 オーリエラントの魔道師たち 創元推理文庫
定価 ¥946
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2023/01/11 |
JAN | 9784488525149 |
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神々の宴
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商品レビュー
3.8
8件のお客様レビュー
「オーリエラントの魔道師」シリーズ。 “シリーズ”というか、“サーガ”といった感があるこの乾石ワールド。しっかりと創られた壮大な世界観が魅力です。(巻末の年表で、それぞれの作品の時系列がわかるのも良いですね) さて、本書は市井に生きる魔導師たちの姿を描く短編集。五話が収録され...
「オーリエラントの魔道師」シリーズ。 “シリーズ”というか、“サーガ”といった感があるこの乾石ワールド。しっかりと創られた壮大な世界観が魅力です。(巻末の年表で、それぞれの作品の時系列がわかるのも良いですね) さて、本書は市井に生きる魔導師たちの姿を描く短編集。五話が収録されています。 この世界の魔道師たちは、それぞれの特性を活かした魔法を使うのですが、ある時は職人のように重宝されたり、ある時はその力を疎まれていわれなき迫害を受けたりすることもあります。 今回は、オーリエラントの神々の力とリンクした魔法を使う魔導師が登場するのが特徴的。 例えば「運命女神(リトン)の指」の三人の魔道師はそれぞれ分担作業で機織りをする際に、運命の女神・リトンの“指”となって、未来が織り込まれたタペストリーを創り上げますし、「ただ一滴の鮮緑」の生命の魔導師・チャファは、冥府の神・イルモアとリンクして、瀕死の人を“冥府”から連れ戻す力を持ちます。 で、チャファの場合、人の生命を助けるたびに、自身が老いてしまうので、本来は若いのに人助けをし過ぎてヨボヨボになってしまうのが切ないです。 そんなチャファの側に、以前彼女に命を助けられた青年・モールモーがずっと付き添っているのが救いでした。 そして表題作「神々の宴」では、特に魔導師は登場しないのですが、そのものズバリ、“オーリエラントの神々”が登場して、心優しいコンスル帝国の皇子・テリオスに助言するという展開で、人間っぽい茶目っ気と神様としての雄大さを併せ持つ“オーリエラントの神”のキャラが魅力的でした。 この、神様のキャラ設定については、作者の乾石さんもあとがきで描かれていましたが、所謂ギリシャ神話やローマ神話の神々とはちょっと違う精神レベルにあるとのことで、その辺も面白いですね。 と、いうわけで、どの話も心温まる読後感で、〈オーリエラント〉の世界をたっぷり堪能させて頂きました~。
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短編集5篇 コンスル帝国の600年頃から1170年頃のいろんな時代いろんな場所でのささやかで確かな魔導師の営み。人々をそっと助けながら目立たぬように生きる姿が美しい。 自分の命を削って人を助けるチャファの物語「ただ一滴の鮮緑」が特に好きだ。
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オーリエラントの魔道師シリーズ 徹底した乾石ワールド! 表紙の絵は、タイトルの神々だったのか。ということに、読んだ後に気づいた。 それにしても魔道師って、生きていくの大変。 しかし、そこにこそドラマが生まれる。 生きることの喜び、苦しみがいつも痛いほど描かれている。 短編な...
オーリエラントの魔道師シリーズ 徹底した乾石ワールド! 表紙の絵は、タイトルの神々だったのか。ということに、読んだ後に気づいた。 それにしても魔道師って、生きていくの大変。 しかし、そこにこそドラマが生まれる。 生きることの喜び、苦しみがいつも痛いほど描かれている。 短編なので読みやすかったし、穏やかな気持ちで読み終えられる一冊でした。
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