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すべての罪は沼地に眠る ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 早川書房 |
発売年月日 | 2023/01/06 |
JAN | 9784151852015 |
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すべての罪は沼地に眠る
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商品レビュー
3.5
8件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ステイシー・ウィリンガムのデビュー作。 15歳の少女6人を誘拐し殺したとして捕まった父を持つ、クロエが主人公。20年を経て、非常に似た事件がクロエの周囲で起こる。犯人は父の模倣犯なのか。 伏線が非常に丁寧に張ってあったり、意外な事実もあり。登場人物が少なすぎて展開が読みやすい、ある程度想像しやすいという点はあるけど、良かったと思う。 ただ、ヒロインのクロエ、婚約者のダニエルなど、主要メンバーがことごとく魅力的ではない。イライラさせられる言動が多いというか。殺人犯の娘という、明るくなる要素なしなのもあるが。。。 あと、致命的に邦題が悪い。沼地出てこない。そこまで出てこない。「ザリガニの鳴くところ」とか、その辺りを期待して読むと良くない。
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臨床心理士であるクロエは、20年前に父が連続殺人犯として逮捕されるという重たい過去を背負っていた。 だがその傷を乗り越え、またそのことがあったからこそ心理士という職に就いたのかもしれなかった。 そのクロエが結婚を控えている最中に彼女の周りで少女を狙った連続殺人事件がおこる。 何故...
臨床心理士であるクロエは、20年前に父が連続殺人犯として逮捕されるという重たい過去を背負っていた。 だがその傷を乗り越え、またそのことがあったからこそ心理士という職に就いたのかもしれなかった。 そのクロエが結婚を控えている最中に彼女の周りで少女を狙った連続殺人事件がおこる。 何故か父と同じ手口なようで、彼女は混乱する。 いったい、誰が?何故?父の模倣犯なのか? 接触してきた記者は信用できるのか。 婚約者には過去の全てを話しているから彼なのかもしれない。 そういえば、彼の家族のことは知らない。 婚約者をよく思わない兄のことも気にかかる。 兄は、何か知っているのか。 施設にいる母は、喋ることができない。 父に会いにいく気はない。 精神的にまいっているなか薬で凌ぐ。 記憶が曖昧、過去のことか現実か。 危機迫る場面が幾度かあり、ラストに驚きが…。 最初から父の事件では遺体は見つからず、父がことばを発することはほとんど皆無と言ってもいいくらいだった。 嘘で罪を背負ったとしても後悔はしない。 自らの自由を犠牲にしても。 母もまた覚悟を決めたのだろう。 だがそれも辛く苦しい選択だ。 クロエの心理的状況が危機迫るほどに描写されていて、苦悩する様子がとても伝わってきた。
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クロエにとって夏の湿地は最高の遊び場だった。しかし、12歳の夏に一変する。 湿地で少女六人を殺したとして父が逮捕されたのだ。遺体は見つからなかったものの、父は有罪判決を受けた。 それから二十年、連続殺人犯の娘として生きるクロエは様々な心の傷に苦しみながらも臨床心理士として成功し、...
クロエにとって夏の湿地は最高の遊び場だった。しかし、12歳の夏に一変する。 湿地で少女六人を殺したとして父が逮捕されたのだ。遺体は見つからなかったものの、父は有罪判決を受けた。 それから二十年、連続殺人犯の娘として生きるクロエは様々な心の傷に苦しみながらも臨床心理士として成功し、結婚を控えていた。 そんな折、またしても彼女の周りで少女を狙った連続殺人事件が起こる。 父と同じ手口を使った犯人の目的は? ザリガニが出てくるとなると、あの小説やその映画化作品を思い浮かべますが。 臨床心理士が処方箋を出せる州がアメリカにはあるのが驚き。心理描写が中心だが、なかなかのページターナーである。ツイストのためのツイストになってしまっているのが残念でした。
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