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炎の爪痕 創元推理文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2022/12/19 |
JAN | 9784488245122 |
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炎の爪痕
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商品レビュー
4.2
11件のお客様レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
シェトランド四重奏に続く、The Four Elements Quartetの完結編。 そもそもが『哀惜』を読んでみたくて、それまでの作品を読んでおこうと思って改めて辿り始めたシリーズ物。 なんだかんだで凄く長い時間が掛かってしまったなと思いつつも、その思いを抱いたのが2023年6月かと思い返すと、あちらこちらに手を伸ばしがちな自分的にはそれでも案外短期間に読み進めたなと感慨深し。 とにかくこの著者の描き出す空気感が好き。 正直、ミステリとしての意外性だったり新奇性というのは全くない。 むしろしっとりと淡々と。 犯人は誰!?というリーダビリティもあるようでないようで。 真犯人はいつも思ってもいなかった人物だけれど、そりゃそうだ、そこに焦点当てていませんでしたから。 殺人が絡む物語、人の悪意がつまびらかにされていく物語なのに、語りが心地良くて、ずっと読んでいたい気持ちにさせられる。 読書びとなら誰しもその作者、ジャンル、シリーズがあると思うが、自分的にはこの著者がその一人。 本作の印象的な点は、あのジミー・ペレスがそんな態度を示すとは!! それ以外はこれまで同様の雰囲気なのに、その一件だけがこれまでのどの作品とも異なり、気持ちの面で大きなしこりを抱えながら読むことに。 ただそれはサイドストーリーに過ぎず、全体しての事件はそれとは別にいつもどおり淡々と進む。 最終的には、結局のところジミー・ペレス的決着を着けるのだけれど、シリーズ全体としてのフィナーレは思っていたよりもあっさり。 が、それすらも潔さを感じ心地よい。 思えば、現役海外作家さんのシリーズ完結編て意外とないような気がする。 終わりを書くのって難しいんだろうな、とふと思った。 そもそも終わりまで訳してもらえていないという問題もあるかもしれないが。 次はいよいよ『哀惜』。
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ペレス警部のシェトランドシリーズ最終章。シェトランドに移住してきた家族の住む家で、連続して遺体が発見される。村の濃厚な人間関係、繰り返される児童虐待など、闇の部分が次々と明らかに。 妊娠を告白された時の戸惑うペレスや、ブレないウィロー。サンディの可愛いらしさも相変わらずだ。それぞ...
ペレス警部のシェトランドシリーズ最終章。シェトランドに移住してきた家族の住む家で、連続して遺体が発見される。村の濃厚な人間関係、繰り返される児童虐待など、闇の部分が次々と明らかに。 妊娠を告白された時の戸惑うペレスや、ブレないウィロー。サンディの可愛いらしさも相変わらずだ。それぞれが少しだけ前へ進む。オークニーでの続編を期待したい。
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ジミーペレスのシリーズ最終話。何はともあれジミーペレスがようやく幸せになれそうで良かった(子どもが出来たとウィローから聞かされた時の、ジミーの態度は酷かったけど!)。事件の方は犯人も含めて、後味が悪かった。追い詰められた子どもたちと無関心の親、虐待の連鎖。子どもが関わる犯罪はとても悲しい。
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