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解離性障害と他者性 別人格との出会いと対話
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩崎学術出版社 |
発売年月日 | 2022/12/13 |
JAN | 9784753312160 |
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解離性障害と他者性
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【目次】 第Ⅰ部 解離研究の過去と現在 第1章 「他者」としての交代人格と出会うこと 実際には臨床家はどのように交代人格に出会っているか?/「解離否認症候群」は健在である/最後に 良識派の精神科医の先生方へ 第2章 交代人格を「部分」として扱う歴史的な経緯 交代人格...
【目次】 第Ⅰ部 解離研究の過去と現在 第1章 「他者」としての交代人格と出会うこと 実際には臨床家はどのように交代人格に出会っているか?/「解離否認症候群」は健在である/最後に 良識派の精神科医の先生方へ 第2章 交代人格を「部分」として扱う歴史的な経緯 交代人格は「妄想」を抱いているのだろうか?/構造的解離理論/断片Fragments,という見方はFerenczi に由来するのか?/そもそもDIDという呼び方に問題があったのではなかったか? 第3章 交代人格を一人の他者として認めない歴史(1) 精神分析的な心の理解について/ポリサイキズムと意識のスプリッティング/Freudも持っていた「意識のスプリッティング」という考え方/スプリッティングsplittingという語の持つ両義性(O’Neil)/「ヒステリー研究(1895)」でBreuer とFreud は訣別していた/実は解離のことを気にしていたFreudと「振動仮説」/Janetの考えた解離 第4章 交代人格を一人の人間として認めない歴史(2) van der Hart のタイプ1,タイプ2の分類/Ferencziだけはタイプ2の考え方を持っていた/英国学派における解離理論 第5章 現代精神分析における「大文字の解離」概念の提案 現代的な精神分析理論における解離/精神分析における大文字の解離理論/共意識状態の不思議 第Ⅱ部 解離と脳科学 第6章 転換性障害における他者性 はじめに/「転換性障害」は古い用語となりつつある/転換症状の脳科学的説明 第7章 意識は常に一つの統合体である 部分的な心と自我障害/「部分としての心」は存在するのか?──『僕を探しに』を読む/心とはそもそも一つである 第8章 特殊な他者としての黒幕人格と「攻撃者との同一化」 黒幕人格と攻撃性/黒幕人格の成立過程/「攻撃者との同一化」の脳内プロセス 第9章 交代人格を部分としてとらえる離散的行動モデル Putnamの離散的行動モデル 第10章 他者性の神経学的基盤 心とは神経ネットワークの産物である/ダイナミックコア仮説/離断脳に見られる神経ネットワークの共存状態/DIDにおけるダイナミックコア/まとめ 第Ⅲ部 解離性障害にどう対処するか 第11章 司法領域における解離と他者性(1)──責任能力とは何か 責任能力とは何か?/DIDにおいて責任能力が問われる状況のプロトタイプ 第12章 司法領域における解離と他者性(2)──「責任能力」をめぐる動向 現実の裁判においてDIDはどのように扱われているのか?/司法領域におけるDIDに関する見解/DIDの裁判 最近の動向/DID裁判のさらに新しい動き/結論 最近のDIDをめぐる動きをどのようにとらえるべきか 第13章 治療論──あえて統合を目指さず 統合が最終目標か?/ただし平和共存には問題がある/解離の治療とオープンダイアローグ/ある臨床例を通して ケースA さん 第14章 他者性を踏まえた解離性障害をどう伝えるか? 治療者が理解しておくべき前提──解離性障害の診断を惑わす要素/患者にいかに伝えるか? 第Ⅳ部 解離性障害のこれから 第15章 解離性障害は「障害」なのか? 「障害」の概念とその表記の仕方/解離性障害の場合はどうか?/解離性障害と差別の問題/LGBTQ “D” ?/解離性障害を障害とみなさないこともまた差別となりかねない?/最後に提唱する「程よい」解離性障害のとらえ方 第16章 座談「交代人格といかに出会うか」 エピローグ 臨床における他者との出会い 解離性障害と他者/人格同士の混線状態/「交代人格は互いに他者どうし」であることになぜ私がこだわるのか/夢に出てくる私は他者ではないのか?/他者とは何か?/精神分析における他者/どうしてこれほど他者の問題が重要なのか?/治療者の目指すこと 文 献 あとがきに代えて 索 引
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