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歌舞伎町モラトリアム
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歌舞伎町モラトリアム

佐々木チワワ(著者)

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歌舞伎町モラトリアム

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2022/11/25
JAN 9784046056634

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2023/06/02

『「ぴえん」という病」に引き続き読んでみた。ぴえん…より書籍としての面白さはないのだけど、経験したことのない、全く身近ではない、ホストにハマる人の気持ちがわかったような気がした。 知らない世界を垣間見れるのが、読書の好きなところ。

Posted by ブクログ

2023/04/16

エッセイ的なサムシングは好きだったけど、ショートストーリーみたいなのはあまりはまらなかった。 生きているだけで消費されているように感じる女性の絶望感を緩和してくれるようなそれまた錯覚を味わわせてくれる歌舞伎町

Posted by ブクログ

2023/02/12

数ヶ月ほど前に読んだ『「ぴえん」という病』の著者による歌舞伎町エッセイ。 「ぴえん」という病は歌舞伎町でのフィールドワークをもとにした社会学本であり、それがものすごく面白く、またその本で著者自身が15歳の頃から歌舞伎町に出入りしている元ホス狂と書いてあったのもあって、著者自身に興...

数ヶ月ほど前に読んだ『「ぴえん」という病』の著者による歌舞伎町エッセイ。 「ぴえん」という病は歌舞伎町でのフィールドワークをもとにした社会学本であり、それがものすごく面白く、またその本で著者自身が15歳の頃から歌舞伎町に出入りしている元ホス狂と書いてあったのもあって、著者自身に興味を持ち、本書を手に取った。 著者にとって、小学生の頃にはまだまだ遠く謎多き世界であった歌舞伎町。 しかし成長していくにつれ、大学までの一貫校という名のレールに乗りながら、将来を見据えて「今」を生きることができない空気に馴染めなかった彼女は、歌舞伎町を彷徨い始める。 そして18歳になってからホストクラブに通い始め、初回を何度も経験し、立派なホス狂となった。 担当を押し上げていくために、お金を稼ぐために大人ありの風俗もやった。 本書には主に彼女がホストに狂っていた頃の、ホス狂としての彼女の生き方と思いの断片が詰まっている。 担当への様々な想い、時には本音をぶつけ合ったり。でも出稼ぎに行くときは、タトゥーの代わりに担当に強く強く跡が消えないように噛んでもらって、そばに担当がいるという心持ちで自分を奮い立たせる。 ホストのこと、イケメンと安く飲める居酒屋だと思ってない? 本書を読みながら、個人的に強く印象に残った部分だ。 この言葉は、初回でホストと楽しく飲んで遊んでいた彼女にある人が言ったものだ。 言葉はさらに続く。 もちろんそういう遊び方もありだ。 でもそれじゃ浅い、と。 次第に彼女も経験していく。 ただ担当と楽しく飲むんじゃなくて、ただ担当に貢ぐんじゃなくて、担当とともに高みを目指していくことの快感と一体感を。 断片的に書かれる、彼女のホストへの、歌舞伎町への思い。 読みながら、あれ、著者はどこに行ったんだろう、著者はここにいるよね?著者のお話なんです…よね?とドキドキさせられる。 もちろん同じく歌舞伎町に生きる女の子やその女の子の担当の話をしつつ、こういう子もいるのだ、と書かれている話もあるのだが。 そう書かれていない部分は全部著者の物語なのだろうか?と読み終えてなお、確信が持てない。 まるで何人もの女の子の話を聞いているようなのだ。 とても不思議な感覚になる。 表紙はもちろん、フルカラーの本文の、章ごとに映る写真や文字の羅列がとてもかっこよくて、それでいてかわいいデザインだ。 そのデザインも、言葉も、歌舞伎町チックで、引き込まれそうになるんだけど、なんだか危うさを感じて一歩引いてデザインの良さを見る。 どこまでも「歌舞伎町モラトリアム」というタイトルがふさわしいエッセイだった。 私は作者が歌舞伎町に通い始めた年の頃…高校生くらいの時には、既に未来からくる大学受験という大イベントに押しつぶされそうになっていた。 著者からしたら、私は著者とは違う分類の生き物ということになる。 未来を不安視するあまり、当時の私は今を生きることができなかった。 やりたいことはたくさんあった。 ありすぎて、自分の身体があと三つ足りないくらいだった(これは今もだけど)。 当時高校生なりにも行きたい学部や、なりたい職業もあった。 けれど常に心にある、空虚さと焦燥。 心が押し潰されていくと同時に私は身体も限界を迎え、ネットに依存した。 著者のモラトリアムは歌舞伎町だったが、私のモラトリアムはインターネットやSNSだった。 私の性質上(アセクシャルなので)、ホストに狂うことも風俗で勤務することもないだろう。 けれど、ものすごく遠くて異次元な街と思っていた歌舞伎町やホストクラブ、そこに通う女の子たち。 本書を読んでいくうち、彼ら彼女らの輪郭がはっきりしてきて、少しだけかの町が私に身近に感じられた。 著者は、歌舞伎町を生と死が入り乱れる街とも言っている。 たしかに「目に見えて」生と死が入り乱れている町だと思う。あまりにもあっさりと行われる自殺行為、そしてそれをアイデンティティであるかのように、今から死にまーす!とSNSでビルの屋上の写真をアップする。 とても見えやすい状況で、自分は死ぬことを選びますと高らかに宣言し、実行する人たち。 そんなこの町を、著者は命がとても軽い町とも表現している。 たしかにそう思える。 でも命が軽んじられているのは、きっと歌舞伎町だけじゃない。 歌舞伎町では見えやすく命が軽んじられているが、他の場所では…少なくとも私の周りでは…静かに命が軽んじられている。 見えるか見えないか。 命の価値は、歌舞伎町とそれ以外では結局似たり寄ったりで、ただ可視化しやすいかだけなのではないかと思った。 そういう意味でも、本書を前書とあわせて読むとさらに歌舞伎町の解像度が上がる… そんな本でした。 著者とお話がしたくなりました。

Posted by ブクログ

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