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サイボーグになる テクノロジーと障害,わたしたちの不完全さについて
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サイボーグになる テクノロジーと障害,わたしたちの不完全さについて

キム・チョヨプ(著者), キム・ウォニョン(著者), 牧野美加(訳者)

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サイボーグになる テクノロジーと障害,わたしたちの不完全さについて

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2022/11/21
JAN 9784000615679

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2024/12/17

聴覚障害があって補聴器を使っているSF作家のチョヨプと、骨が折れやすい難病を抱えていて車椅子を使っている作家・パフォーマーのウォニョンの二人が、「補助機器と結合している状態=障害者サイボーグ」が社会の中でどういうイメージで認識されているのか、それが実際の障害者の生活といかにかけ離...

聴覚障害があって補聴器を使っているSF作家のチョヨプと、骨が折れやすい難病を抱えていて車椅子を使っている作家・パフォーマーのウォニョンの二人が、「補助機器と結合している状態=障害者サイボーグ」が社会の中でどういうイメージで認識されているのか、それが実際の障害者の生活といかにかけ離れているか、障害とテクノロジーの関係はどうあるべきなのか、など多岐にわたるテーマについて深い考察を行なっている。 ❝恩情や施しで目隠しされた人々は、障害者サイボーグの現実には目を向けないまま、未来的なイメージばかりを技術楽観主義の広告塔として前面に押し出す。今ここで現実に障害者が経験している苦痛や障壁の解決を、「いつか」技術が発展する未来へとずるずると先送りする。スロープやエレベーターを設置し手話通訳を提供するのに、なにも最先端のものすごい技術が必要なわけではないのに、だ。❞(p.61) 私たちの社会がいかに非障害者を前提とした歪な世界であるかを思い知る。「障害が否定的なスティグマとして作用する社会」では、障害者は「非障害者のふりをして生きたいという切望」と「ありのまま受け入れてもらいたいという思い」のはざまで「絶えず緊張の中に置かれて」しまう。「弱い人たちが平穏に、ありのままに存在する未来のほうが解放的だ」という著者の言葉に深く頷いた。 ❝生きていれば誰しも、正常の範疇から外れた存在となる時期がある。ただそのことをあえて考えないようにしているだけだ。だからわたしは、障害者サイボーグを語ることや、技術と脆弱さ、技術と依存、技術と疎外を考えることは、つまりはすべての人の問題でもあると言いたい。有能で自立した理想の人間とは違い、現実のわたしたちは誰しも脆弱さと無縁ではないからだ。❞(p.25)

Posted by ブクログ

2024/10/24

衝撃を受けました。 どれだけ自分視点で物事を見ているのか気付かされました。 そして、出逢えて本当に良かったと思わせてくれる一冊でした。 障害は欠如なのか?はたまたアイデンティティなのか? 「欠如」という言葉に抵抗をおぼえる人は多いと思うが、障がいを矯正や治療で治すという考え方...

衝撃を受けました。 どれだけ自分視点で物事を見ているのか気付かされました。 そして、出逢えて本当に良かったと思わせてくれる一冊でした。 障害は欠如なのか?はたまたアイデンティティなのか? 「欠如」という言葉に抵抗をおぼえる人は多いと思うが、障がいを矯正や治療で治すという考え方自体、「欠如」だと捉えている事に他ならないのではないか。 非障がい者は障害を根絶する事又は目立たなくする事に重きを置くが、当事者は本当にそれを必要としているのか。 現在の技術で障害者の不自由を一切取り除く事は不可能である。それを理解した上で、多方向からのアプローチが必要なのだと思う。 本書で取り上げられた事例の多くは、障害自体に問題があるのではなく、非障がい者の偏見や決めつけが新たな障害を生んでいるという事、当事者の声が届いていないという事が大きな問題であると感じた。

Posted by ブクログ

2024/07/21

障害当事者のアイデンティティとテクノロジーについて。自分にない視点で面白かった。特に技術楽観主義(いつか科学技術が障害を完全に根絶する)は現場の課題に向き合っていないうえ、実現する見込みもないという批判はもっともだと思った。

Posted by ブクログ