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何もしないほうが得な日本 社会に広がる「消極的利己主義」の構造 PHP新書1331
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2022/11/16 |
JAN | 9784569853437 |
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何もしないほうが得な日本
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商品レビュー
3.2
20件のお客様レビュー
まだ読んでいる途中ですが、惹きつけるタイトルです。確かに実感としても腑に落ちます。あとはこの本のタイトルが、如何にして何もしないで得をするかのノウハウ提供に進むのか、あるいはそんな日本を変えるためにはどうすべきかに進むべき論に進むのか、楽しみです。何もしないで得するとは、 何かを...
まだ読んでいる途中ですが、惹きつけるタイトルです。確かに実感としても腑に落ちます。あとはこの本のタイトルが、如何にして何もしないで得をするかのノウハウ提供に進むのか、あるいはそんな日本を変えるためにはどうすべきかに進むべき論に進むのか、楽しみです。何もしないで得するとは、 何かをすることが、得をとりそびれるという意味で機会損失になるという倒錯した世界。そのコストを負担しているヒトが何処かにいるのでしょう。結局得すると思って何もしない全員がそのコスト負担してる(する事になる)のかも。
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同僚が貸してくれた本。著者は、同志社大学政策学部教授で、組織研究が専門の方。 企業や学校や町内会などで、率先して動こうとする人が減っている背景には、イジメ問題が起きた学校の校長が「うちの学校にイジメはない」と言い切るような、根拠のない楽観主義と、それに基づいた素朴な全体主義に...
同僚が貸してくれた本。著者は、同志社大学政策学部教授で、組織研究が専門の方。 企業や学校や町内会などで、率先して動こうとする人が減っている背景には、イジメ問題が起きた学校の校長が「うちの学校にイジメはない」と言い切るような、根拠のない楽観主義と、それに基づいた素朴な全体主義による組織の運営体制がある。全体と個の対立など存在しない、という建前のもとでは、役割を求められることは負担ととらえられ、何もしないほうが得という態度になりやすい。それは一見消極的な態度だが、実際には自らの利益のために他者を攻撃するような激しい態度と、利己的という点では同じことである。しかし、そういう態度を個々人がとるようになってしまったのは、それぞれの人々が悪いのではなく、そのシステムを放置し続けた側にある。みんなが、何もしないほうが得という態度を続ければ、組織は維持できない。ではどうすればいいのか。企業も学校も町内会も職能団体も、自らの権益と影響力を維持するために資格制度や登録制などのハードルを新たに設けて個人を抱えこもうとしているが、それではダメだ。まず、各企業に委ねられてきた、社員全員にある程度の生活を保障する仕組みは、社会保障の本来の担い手である国や自治体が中心となるように社会全体を設計し直す(ベーシックインカムの導入など)。その上で、企業や学校などは、所属している各々の社員や学生が組織内だけでなく、広く世界で活動できるようにその枠をゆるやかにし、また、多様な人材を外部から積極的に受け入れ続けるべきだ、ということを著者は主張する。 連日残業し続け、連休も滅多にとれず、公休日も職能団体の会議などに時間を取られ続けている日々を延々と送っている身からすると、うんうん、と頷けるところが多く、しかし、そんなふうに今更この社会は変われるのかなあ? どうせ無理でしょ? と醒めた気持ちになってしまうのも正直な読後感でもあり。まあでも、自分の所属するいくつかの組織を少し客観的にみることはできたかな。
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『静かに退職する若者たち』で紹介されていたため購読。 損得勘定した結果、今はしないほうが良いよねという合理性は分からなくも無いが、将来的に考えたらしたほうが良いという考えが必要だと感じた。 働いていても思うが、言ったもん負けの文化があると、誰も新しいことを言わなくなってしまうので...
『静かに退職する若者たち』で紹介されていたため購読。 損得勘定した結果、今はしないほうが良いよねという合理性は分からなくも無いが、将来的に考えたらしたほうが良いという考えが必要だと感じた。 働いていても思うが、言ったもん負けの文化があると、誰も新しいことを言わなくなってしまうので、するほうが得、言ったもん勝ちのような仕組み作りをしていきたいと思った。 起業精神も、年々歳をとるに連れてチャレンジ精神が減ってしまうグラフはショックを感じた。
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