クジラ捕りが津波に遭ったとき 生業の人類学

森田勝昭(著者)

• 販売会社／発売会社: 名古屋大学出版会
• 発売年月日: 2022/11/12
• JAN: 9784815811044

商品レビュー

2023/09/02

津波の後、捕鯨産業の存続への努力と、地域の復興が、人の生きざまとして結び付いていることが、分かった。

2023/04/26

宮城県鮎川の小規模捕鯨。
捕鯨モラトリアムで縮小していたところに、東日本大震災の直撃を受け、壊滅やむなしと思われた。

そこにあった、伝統、文化、生活、その力強さと哀惜を、地元の方々の言葉で語る。

コンセプトはいいし、そう言う意味では内容もいいのだ。
が。
文学青年の筆者の文化人類学的視点というか、なんか面倒臭い定規を当てはめて妙に情緒的に語られるものだから、一言で言うと、うざい。

本としての起伏はないし、なんつか、焦点がしっかりしない。

途中で投げ出そうと思ったくらいで。
震災関係の本は何冊か読んだが、一番ひどいと感じたものでした。