旅人まんが 鉄道篇(文庫版) ちくま文庫

アンソロジー(著者), 山田英生(編者)

• 販売会社／発売会社: 筑摩書房
• 発売年月日: 2022/11/14
• JAN: 9784480438515

商品レビュー

2022/12/14

鉄成分ゼロなのでその筋の読み方はできないが。
石ノ森章太郎のお姉さんについては藤子不二雄Ａ「まんが道」で知ったために、胸に迫るものがある。
１９３０から５０年代に活躍したという大城のぼるの作品も素敵。
一番好きなのはうらたじゅんかな。

【目次】
第一部　旅の情景、珍景

夜行　泉昌之　
阿房列車　鹿児島阿房列車後章　二　一條裕子　原作内田百閒　
湘南電車　「三丁目の夕日」より　西岸良平　
車掌補　「カレチ　車掌純情物語」より　池田邦彦　
stand up　池辺葵　
汽車旅行（抄録）　大城のぼる　★

第二部　事件と怪異

頭ならびに腹　「marble　ramble　名作文学漫画集」より　長崎訓子　原作横光利一　
見知らぬ人々　つげ義春　★
白い液体　池上遼一　★
フイチン再見！（第四十二話）　村上もとか　

第三部　追憶の旅

RANDEN　うらたじゅん　★
青いマン華鏡　石ノ森章太郎　★
銀河鉄道の夜　松本零士　原作宮沢賢治　★

編者解説　山田英生

2022/12/13

ちくま文庫の漫画アンソロジーって
ちょっと独特でおもしろい。
昔のものから、わりと最近のものまで
いろいろあるのも楽しい。

『カレチ』や『stand up』のような
じわりと優しい旅情もあれば
『見知らぬ人々』のようなスリラーも。
児童向けに描かれたらしい『汽車旅行』は
一緒に旅をしているような楽しさ。
『フイチン再見！』は、ある回が切り取られて
そのスポットライトの当て方も沁みた。

そしてコミカライズしても
やっぱり楽しいのは『阿房列車』でした！

2022/11/18

＜目次＞
略

＜内容＞
ちくま文庫のまんがシリーズ。旅人まんが鉄道編。11編かな?読んでのお楽しみ。