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白野真澄はしょうがない 創元文芸文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2022/11/17 |
JAN | 9784488803070 |
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白野真澄はしょうがない
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商品レビュー
4
5件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『名前をつけてやる』 ヨシとの名前のない関係に「不倫」という名前をつけてあげたことで、名無しの思い出には戻れなくなった。ほろ苦くてほんのり甘い思い出として前に進めたこと、少し小馬鹿にしたような妹の鼻をあかせたこと、 それら全てが前に進むきっかけになった気がする。 慰謝料を募金箱に入れたのが助産師さんらしかった。 『両性花の咲くところ』 中途半端でいることを選べばいい、なんて選択肢私にもなかったから目から鱗だった。 私も何か一つに打ち込んでることがないし、何かをかなぐり捨ててもずっと続けていたいなんて思うことがない。 ぼんやりと生きているが、私にもなにか好きなことを見つけることができるだろうか。 この本を手元に置いておきたいと思ったきっかけの話。 『ラストシューズ』 夫が大事にしていた大会で、自分が一番大事にしていた靴を、1センチ小さくしていた靴を履かせること それが自分にとってどれほどの苦痛なのかがわかっているからこその仕返し。痺れた。 最後に夫が小さい靴を手に取ったのも、まだやり直せる未来が残されていることがわかって嬉しいポイントの一つだ。自分の父親のような姿にはなってほしくないという愛情は苦楽を共にしてきたからこそ生まれたチャンスだろう。 『砂に、足跡』 若気の至りの話。この手の話は、まだ私が未熟で幼いからかむず痒くて息苦しくて苦手に感じることが多い。 有言実行する人と、人間にはできないことがあると諦めること、これは人間関係を維持する上で大事なことだが、なかなか気づきにくい。 忘れないようにしたい。
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5人の性別、年齢、住む場所など異なる白野真澄の物語。全てにおいて名前にまつわるしがらみや喜びが書かれている。身近にある日常を描く表現がとてもリアルで、知人の話のように感じられた。 方言に馴染みのない私には、少し読みづらいところがあった。ただそれも、それぞれの環境による違いを表し...
5人の性別、年齢、住む場所など異なる白野真澄の物語。全てにおいて名前にまつわるしがらみや喜びが書かれている。身近にある日常を描く表現がとてもリアルで、知人の話のように感じられた。 方言に馴染みのない私には、少し読みづらいところがあった。ただそれも、それぞれの環境による違いを表しているので、面白いところでもある。
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共通点は「白野真澄」という名前。 5人の白野真澄が主人公の短編集。 「砂に、足跡」が好きだった。 装丁もなんか好き!
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