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天路の旅人
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天路の旅人

沢木耕太郎(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2022/10/27
JAN 9784103275237

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商品レビュー

4.4

145件のお客様レビュー

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2026/06/12

「第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者・西川一三…」と書いてある紹介文を見てスリルに溢れた孤高な伝記を期待して読み始めました。 主人公は当時エリート街道だった満鉄に入社したものの異国への憧れを捨て切れず、諜報員養成学校だった興亜義塾へ入学、しか...

「第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者・西川一三…」と書いてある紹介文を見てスリルに溢れた孤高な伝記を期待して読み始めました。 主人公は当時エリート街道だった満鉄に入社したものの異国への憧れを捨て切れず、諜報員養成学校だった興亜義塾へ入学、しかし校内でのトラブルにより退学処分になってしまう。そこで素直に帰国せずになんとか密偵の仕事を得んとして見切り発車で強引に旅を始めるというプロローグを読んで、最初からなんだか未知のものに強く惹かれて行く人というイメージが。 諜報活動をするに当たって何より大事なのは当然上官の命令を受けること。でも放校された西川には当然上官はいない。なんとか伝をたどり、なし崩し的に、経費も誰だか偉い人のポケットマネーみたいなものを受け取って出発。 最初はとにかく中国側にスパイとして捕まることを恐れてハラハラしながら内蒙古へと進む。 広い中国奥地を放浪するために偽ったラマ僧の姿を借りて巡礼のふりをした偵察任務をする。周りからの反感をかって密告されることを恐れたのと、多分もともとの性格のために誰のためにも骨身を惜しまずきつい労苦を引き受けているうちに彼はすっかりラマ僧らしくなっていく。 やがてヒマラヤを超えてチベットへ、さらにその先のインドまで進む頃には偵察で得た情報を伝える宛ても、自分が国に帰るあてもなくなり、しかし色水がどんどん混ざり合い溶け合っていくように彼はどんどんチベットに、仏教的心理に溶け込んで行く。 まさに旅人の本でした。面白かった。

Posted by ブクログ

2026/05/16

良い本だった。こんなに良い本には久々に出会えた。 実在した人物の旅路を綴った本。 第二次世界大戦中にスパイとして大陸に送られ、蒙古のラマ僧として大陸を移動する。 車も鉄道もなく、徒歩で雪の中を行く。 その過酷さに引き込まれ、沢木耕太郎の筆力もあって、鈍器本だけどスラスラ読めた。...

良い本だった。こんなに良い本には久々に出会えた。 実在した人物の旅路を綴った本。 第二次世界大戦中にスパイとして大陸に送られ、蒙古のラマ僧として大陸を移動する。 車も鉄道もなく、徒歩で雪の中を行く。 その過酷さに引き込まれ、沢木耕太郎の筆力もあって、鈍器本だけどスラスラ読めた。 現代日本では想像がつかないような人と人の絆や協力のようなものもあった。 日本に帰ってきてからの話では、修行のように仕事をする様子が綴られていて、その姿勢にハッとさせられた。

Posted by ブクログ

2026/04/23

戦中戦後と中国、チベット、インドに潜入した人の話。各地の豊かな自然と様々な人の人間性を描きながらも物語としても面白い内容だった。 裏表紙に地図があるが、もう少し詳細な地図があるとより分かりやすくなると思った。

Posted by ブクログ

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