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犬に話しかけてはいけない 内陸アラスカのマルチスピーシーズ民族誌
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犬に話しかけてはいけない 内陸アラスカのマルチスピーシーズ民族誌

近藤祉秋(著者)

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犬に話しかけてはいけない 内陸アラスカのマルチスピーシーズ民族誌

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 慶應義塾大学出版会
発売年月日 2022/10/13
JAN 9784766428452

犬に話しかけてはいけない

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商品レビュー

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2023/01/08

著者の話を聞いて面白かったので本も読んでみようと思ったのだが、専門的な用語が多々あり、けっこう難しいかった。全体を理解するには、最後の終わりにがよくまとまっているのでここだけを読めばよかったのかも。笑 人新世とは、人間の時代のこと。人間が資源を枯渇させて自分自身の生存を脅かしてい...

著者の話を聞いて面白かったので本も読んでみようと思ったのだが、専門的な用語が多々あり、けっこう難しいかった。全体を理解するには、最後の終わりにがよくまとまっているのでここだけを読めばよかったのかも。笑 人新世とは、人間の時代のこと。人間が資源を枯渇させて自分自身の生存を脅かしている。 (人新世は斉藤こうへいさんが作った言葉とおもっていたら違った) 気候変動の危機に対して人間の力のみに頼る、ジオエンジニアリング。もちろん化学の進歩を活用する手はないが、人間は神ではない。 このマルチスピーシーズ民族誌で強調されているのは、人間以外の存在。人間が支配しているように見えて、この世界は、人間と人間以外の存在が複雑に絡み合って世界を作っている。 アラスカ先住民たちの目線で言えば、動物、植物、精霊、土地、ウィルスなど。その土地に根付いた文化と自然環境の関わり合いと対比してみると面白い。 例えば、 犬 カリブー 雨 ビーバー この話は、日本で言うならば、天照の神々たちや妖怪たちの存在だろう。 自然を管理することは出来ない。私たちはもっと生かされている、という感覚を取り戻す必要があるのではないか。アラスカに住む人たちの暮らしからは、本当に多様な動物たちとの関わり合いがあったことが読み取れる。この生活に戻ることはできないが、ちゃんと地球という棲家を共有する仲間として、お互いが共生できる道を、驕らず、感謝の気持ちを持って、模索することはできるのではないだろうか。

Posted by ブクログ

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