小麦の法廷 講談社文庫

木内一裕(著者)

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2022/10/14
• JAN: 9784065295861

商品レビュー

2024/10/06

新人弁護士の小麦が初めて担当したのは、仲間内の傷害事件。被疑者も罪を認めており簡単な事件かと思われたが、ある凶悪犯罪の隠れ蓑にされようとしていることが判明する。

間延びしない展開、一人一人のキャラクターが魅力的で一気読みでした。

2024/05/29

絶体絶命のピンチに陥った新人女性弁護士の逆転サヨナラホームランなお話。

いや、野球じゃなくて、元レスリングのオリンピック候補だったんですよね。

登場人物がそれぞれに味があって･･･でも、みんなこわそう。刑務所の塀の上、歩いてるような人ばっかり？収監されている人の接見にしょっちゅう行ってるような･･･。

逆転サヨナラホームランの後は、悪役もなんかいい人になってしまって、そのへんはファンタジー？

2024/01/08

法廷ものに興味があってちょうど良さそうなテーマだったので購入しました。文庫本の帯に「自分以外全員敵」とありましたが、まあそこまでは煽りすぎかなって感じです。木内さんの作品は初めて読みました。映画監督もやられていて、ハードボイルドものに強い方なのですね。藁の楯も同じ著者の作品とは知りませんでした。
主人公である新米弁護士・杉浦小麦のキャラクターは結構好きです。元アスリートのメンタルの強さと、地頭の良さで窮地を乗り切ったのはお見事。後半の解決編はもうちょっとひねりが欲しかったかなと思いつつ、サクサク読み進められたし星4にしました。
次はいま話題の法廷遊戯を読んでみようかと思います。