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テレビはプロレスから始まった 全日本プロレス中継を作ったテレビマンたち
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テレビはプロレスから始まった 全日本プロレス中継を作ったテレビマンたち

福留崇広(著者)

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テレビはプロレスから始まった 全日本プロレス中継を作ったテレビマンたち

定価 ¥2,090

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 イースト・プレス
発売年月日 2022/10/13
JAN 9784781621289

テレビはプロレスから始まった 全日本プロレス中継を作ったテレビマンたち

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商品レビュー

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2023/01/30

放送コンテンツとしてのプロレスを日テレ視点で記録した本。「日本プロレス中継」から「全日本プロレス中継」まて24年間番組作りに関わったプロデューサー原章のインタビューを縦糸にディレクターやアナウンサーへの取材に拡げていったプロレス放送史です。いよいよアントニオ猪木も召されて、昭和プ...

放送コンテンツとしてのプロレスを日テレ視点で記録した本。「日本プロレス中継」から「全日本プロレス中継」まて24年間番組作りに関わったプロデューサー原章のインタビューを縦糸にディレクターやアナウンサーへの取材に拡げていったプロレス放送史です。いよいよアントニオ猪木も召されて、昭和プロレスも遠くになりにけり、な今、選手サイド、団体サイドだけではなく番組サイドから「あの頃」を記録するのもラストチャンスだったのかも知れません。正力松太郎の遺産としてのプロレス中継の歴史は、テレビと大衆という関係が共振していた時代の記録でもありました。昨年のサッカーW杯の全試合中継が地上波やBSからAbemaに変わったこと、井上尚弥の4団体統一戦の放送がdTVであったこと、などテレビで無料でみんなが同じスポーツの試合を見るということはなくなっている時代に、日本のテレビの役割の再考察まで照射するテーマだと思いました。が、プロレスがあまりにも強烈な時代コンテンツなのでレクイエムの沼からは抜け出せていないと思いました。また、オーラルヒストリーとしてはそれでいいとも思いました。今年、日テレ70年ということは日本のテレビはどこに行くのか?違うスポーツですが箱根駅伝の初期の番組作りに関わられた方のお話を聞いた時に関東学連へのリスペクトを大切にしているという矜持を教えられ、この姿勢は放送に徹し、興行にはタッチしようとしなかった原章の姿勢と共通するものを感じました。一方、彼は初めからプロレスをスペクタクル・スポーツとして「アメリカ版歌舞伎」と見切っていました。TBSプロレスのようなテレビプロレスを否定し、しかし実質はテレビスポーツとして花咲かせた曖昧な世界、これが昭和プロレスなのかもしれませんね。たまたま直前に読了した本が小川哲「君のクイズ」で、これも競技と番組の関係性が大きなキーとなる点で、シンクロニシティを感じました。

Posted by ブクログ

2022/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

プロレス関連の名著を立て続けに リリースし続けている福留崇広氏の新作は、「プロレスのテ レビ中継」、特に日本テレビで放映されていた日本プロレス ・全日本プロレスの中継にフォーカスされた作品。サブタイ トルは「全日本プロレス中継を作ったテレビマンたち」。 今でも戦後復興ドキュメンタリー等を見ると、力道山とシャ ープ兄弟の試合を観るために街頭テレビに群がる多くの人た ちの様子が確認できるほど、終戦後の大衆カルチャーとして 認識されているプロレスのテレビ中継。僕らの世代が虜にな った怪物番組のフォーマットが、どのような流れで構築され たのか、が、克明に記録されている。 基本新日派である僕は、あまり日本テレビのプロレス中継に 思い入れを持っていないのだが、それでも『恩知らず』や 『イカ天』でインパクトを残した若林健治アナウンサー、 『ジャストミート!』で一世を風靡した福澤朗アナウンサー のインタビューは興味深かったし、何よりもストーリーテラ ーとなった原章プロデューサーの談話には思わず唸るモノが あった。 福留さんの著作、いつも膨大で緻密な取材があったことが窺 えるが、それでも単なる【資料】に成り下がらず、しっかり とメッセージを感じられるのある【作品】になっているのが 凄い。今後どのようなネタでドキュメンタリーを作ってくれ るのか、大いに期待したいと思う。 プロレスファンはもちろん、現役のテレビマンや昭和カルチ ャーに目の無い人にもオススメ。すっげぇおもしろいです、 コレ。

Posted by ブクログ

2022/11/26

プロレスにおけるテレビ テレビにおけるプロレス 本書はテレビとプロレスの関係性を全日本プロレスと日本テレビの関係から読み解く一冊。 興味深かったのはいわゆる"プロレス本"でありながら、取材相手が全てテレビ関係者でプロレスラーには一歳取材をしていない事である...

プロレスにおけるテレビ テレビにおけるプロレス 本書はテレビとプロレスの関係性を全日本プロレスと日本テレビの関係から読み解く一冊。 興味深かったのはいわゆる"プロレス本"でありながら、取材相手が全てテレビ関係者でプロレスラーには一歳取材をしていない事である。 テレビ側から見たプロレス界の話。 さて、本書を読み終えて感じたことがある。 プロレスの発展にはテレビが。 テレビの発展にはプロレスが。 それぞれ大いに貢献してきたという事である。 テレビとプロレス その相互関係を読み解きながら日本テレビ側からみた全日本プロレスを感じて頂きたい。

Posted by ブクログ

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