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インドへの道 河出文庫
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インドへの道 河出文庫

E.M.フォースター(著者), 小野寺健(訳者)

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インドへの道 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2022/10/06
JAN 9784309467672

インドへの道

¥990

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

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2025/01/05

歴史的な事実として、インドはイギリスの植民地になったことは学ぶけれども、その現地で、イギリス人とインド人がどんな交流をしていたのか、漠然としかイメージできなかったのが、この本を読むことで解像度が上がったような気になります。 そもそも、インドにはいろんな民族、宗教を信仰している人...

歴史的な事実として、インドはイギリスの植民地になったことは学ぶけれども、その現地で、イギリス人とインド人がどんな交流をしていたのか、漠然としかイメージできなかったのが、この本を読むことで解像度が上がったような気になります。 そもそも、インドにはいろんな民族、宗教を信仰している人々がいて、一筋縄ではいかない国。その中で生きてる人たちも多種多様なんだと痛感しました。二元論では語れない物事がたくさん横たわっているのだなと気の遠くなるような思いで読了。 本書のストーリーも、イギリス人とインド人の友情が芽生えるかと思いきや、さまざまな出来事を通して疎遠になってしまう様が、やけに生々しく、人種を超えた相互理解なんて夢のまた夢なんだろうなあと感じてしまい、読後感はちょっぴり切ないですが、いつかは乗り越えられるような気もしなくもないです。これからの私たち次第ということなのかなと思いました。

Posted by ブクログ

2023/08/05

前半ではイギリス人とインド人が分かり合える希望がある。しかしある事件をきっかけにその希望が途絶えたように思われ、インド人アジズの反英感情は爆発する。それでもいつかは本当の意味で友人になれる日が来るのではないかという希望が再び暗示される終わりを迎える。 まごうことなき傑作。イギリ...

前半ではイギリス人とインド人が分かり合える希望がある。しかしある事件をきっかけにその希望が途絶えたように思われ、インド人アジズの反英感情は爆発する。それでもいつかは本当の意味で友人になれる日が来るのではないかという希望が再び暗示される終わりを迎える。 まごうことなき傑作。イギリス人がインド人を軸にこのような物語を書けるものなのか。著者E・M.フォースターのもう一つの代表作『ハワーズ・エンド』は好きな人もたまに見かけるが、個人的にはそっちよりもこちらの方が好みだった。

Posted by ブクログ

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