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「戦争」と「教育」 ウクライナ危機から考える
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 教育開発研究所 |
発売年月日 | 2022/10/04 |
JAN | 9784865605617 |
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pp.102-103 ボスニア国内では、民族ごとの教育。セルビア系学校ではセルビア民族に関する歴史を学ぶ。しかし、若者の意識調査では、セルビア系の若者の帰属意識が、自分が住んでいるセルビア共和国ではなく、ボスニアに向かってる。ボスニア国内でクロアチア共和国に隣接する土地に住んでい...
pp.102-103 ボスニア国内では、民族ごとの教育。セルビア系学校ではセルビア民族に関する歴史を学ぶ。しかし、若者の意識調査では、セルビア系の若者の帰属意識が、自分が住んでいるセルビア共和国ではなく、ボスニアに向かってる。ボスニア国内でクロアチア共和国に隣接する土地に住んでいるクロアチア系の民族も。 →所属民族に関係なく、多民族との交流や共存に前向きな若者が多いこと、各種調査でも。 p.108 民族政治の影響を受ける教育政策と、学校現場で実際に行われる教育は違っていたりする。セルビア系の学校に通うボスニァックの子ども。歴史で近現代について学ぶとき、校長の判断でこの授業は出なくてもいい。でも欠席にはしないという扱いにしていたり。教育の可能性。 p.109 アフリカ・ガーナ。民族間結婚が増えてきた背景には、1980年代以降の高校の寮?寮でともに生活する中で、「●●族のやつら」という刷り込まれたイメージ→顔のある個人に意識が変化する。民族間の対立を乗り越えるためには、そこに具体的な人の顔が見えることがとても大事。 p.113 戦争の悲惨さを伝える教育。政治家が様々なレトリックで民族主義を煽ろうとする中でも、紛争の当事者や上の世代から悲惨さを伝えられた若者はそう簡単には民族主義にはなびかない?その意味でも日本の平和教育は大事にしていく必要がある。 p.115 日本の中学校の先生が、韓国の学校とつないで英語の授業を行う。和解を目的にするとみんな身構えてしまう。英語の学習という別の枠組みで一緒になにかに取り組んでいくというアプローチ。協働作業を通じて、お互いへの意識が変わる。現実的かつ有効な手法。 p.116 トップダウンのイデオロギーから、ともに何かに取り組み、共有していくという共有感覚で結びつくコモンズで結びつく学校に。 pp.136-138 紛争の中でも教育を大事にしなければならない理由 ・子どもや若者の命を守る。不発弾や地雷などから守る。処理の方法。 ・日常性を回復する。生活のリズムができ、心が安定する ・教育の継続。教育が途絶えても年は上がっていく。ロストジェネレーションは社会の不安定化に繋がる。 p.139 教育に限界はあります。特定の教育によって平和が訪れることはない。平和とは、多くの人が様々な場所でその実現に向かって努力していくべきもの。教育もその一つ。 教育は憎悪を生み、助長する可能性もある。紛争地の教育は暴力を助長する表現が含まれていることも多くある。 p.144 p.118 p.120 多くの国で、平和教育というと民主主義教育。日本で平和教育というと、戦争の悲惨さを伝えるもの、これも意味のあるもの。 今ほど、戦争と平和の意味を日本国内でリアルに感じられていることはない。ここが出発点→主体的、対話的で深い学びの重要性。
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