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世代の昭和史 「戦争要員世代」と「少国民世代」からの告発
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 毎日新聞出版 |
発売年月日 | 2022/10/02 |
JAN | 9784620327341 |
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戦争で多くの犠牲を強いられた「戦争要員世代」と若者を戦地に駆り立てた世代の比較考察から浮かび上がる日本の未来。 正確な統計はないが大正11,12,13年生まれは太平洋戦争で最も多くの犠牲者を出した世代であるという。一方で東條英機は明治17年生まれ、同じ世代に山本五十六や石橋湛山...
戦争で多くの犠牲を強いられた「戦争要員世代」と若者を戦地に駆り立てた世代の比較考察から浮かび上がる日本の未来。 正確な統計はないが大正11,12,13年生まれは太平洋戦争で最も多くの犠牲者を出した世代であるという。一方で東條英機は明治17年生まれ、同じ世代に山本五十六や石橋湛山、三木武吉など。 似たような世代でありながらもちろん、思想は異なるが同じ時代の空気を吸い教育を受けており、共通点も多い。本書はいくつかの世代に分けながら太平洋戦争を通した各世代への影響を戦後も含めて考察する。 筆者は昭和14年生まれ。価値観の大てんかんの後の戦後教育の世代である。筆者は故半藤一利と親交があり多くの対談を行っている。半藤の戦争体験、昭和史の語り部としての強い意志が筆者に継承され、本署執筆のエネルギーとなっている。世代の話から半藤の思想の継承への昇華してい後半の展開は白眉。 現代史を見る視点の一つとして40年周期説があるという。 日本の開国と言える1865年(慶応元年)、日露戦争の終わった1905年(明治38年)、そして敗戦1945年。世代体験の違いが実社会に反映するまでに要する時間であるという。 この説で考えると戦後まもなく80年、既にピークを超え2025年までに日本の歴史に何かがあるのだろうか。そして自分も逃れられない世代、何を継承し創造していけるのだろうか。考えさせられた一冊であった。
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