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科学はこのままでいいのかな 進歩?いえ進化でしょ ちくまQブックス
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2022/09/27 |
JAN | 9784480251404 |
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科学はこのままでいいのかな
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商品レビュー
4
2件のお客様レビュー
小中学生にお勧めするためにまず自分で読んでみた。これは抜群にいい。ぜひ小学校高学年から中学生の子どもたちに読んでほしい。著者は、まずは同時代を生きてきた科学者として、生命科学の発展について語られている。そして我々が科学技術を使って効率よく、便利にと社会を変えてきたことによってどん...
小中学生にお勧めするためにまず自分で読んでみた。これは抜群にいい。ぜひ小学校高学年から中学生の子どもたちに読んでほしい。著者は、まずは同時代を生きてきた科学者として、生命科学の発展について語られている。そして我々が科学技術を使って効率よく、便利にと社会を変えてきたことによってどんな問題が現れてきたのかについて論じられる。生命科学から生命誌へ。機械論から生命論へ。進歩型から進化型へ。キーワードがたくさん登場する。日本は食料の自給自足ができない。いつからそうなってしまったのか、このままでいいのかと問題提起もされる。そして最終章、農業について語られる。「アグロエコロジー」こんな方法があるというのは初めて知った。マメ科植物を使って土に窒素を含ませることで、栄養のある畑を作ることができる。化学肥料を使うことなく。トウモロコシとインゲンマメとカボチャ、この組み合わせを「スリーシスターズ」と呼ぶらしい。これらをいっしょに育てる。収穫が増える。そういう取り組みがアフリカ各地やキューバなどで行われているとのこと。おもしろい。今後それが世界に広まっていく可能性がある。ぜひそうなってほしいし、日本にも同じような取り組みをする人々が出て来ることを願う。小中学生がこういう本を読んで、これからの科学のあり方、世の中のあり方についてしっかりと考えていって欲しい。我々人間は多くの生き物の中のほんの1種類にしか過ぎないのだという自覚を持って。
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生命誌絵巻は何度も見ていたが、機械論からの展開を提案している点は素晴らしいと感じた.また、DNAの話で関係者の連なりの中で次々に意外な事実が見出されて、最終的に二重らせん構造モデルが生まれた歴史を語っているのが良かった.
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