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不思議なテレポート・マシーンの話 なぜ「ぼく」が存在の謎を考えることになったか? ちくまQブックス
定価 ¥1,210
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2022/09/27 |
JAN | 9784480251374 |
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不思議なテレポート・マシーンの話
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商品レビュー
2.5
2件のお客様レビュー
複製に関する哲学対話の入口の話。気軽に手に取ってしまったので、not for meだった。あと15年くらい前に読んでたら新鮮だったかも。
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第一章から第三章まではどこかで聞いたことのある内容だった。永井均の『転校生とブラックジャック』にテレポーテーションの話があるから、その印象が強いかなと。 ただ、テレポーテーションをしていけない理由は永井氏の本には書かれていなかったと記憶する。していけない理由として「商品」となる...
第一章から第三章まではどこかで聞いたことのある内容だった。永井均の『転校生とブラックジャック』にテレポーテーションの話があるから、その印象が強いかなと。 ただ、テレポーテーションをしていけない理由は永井氏の本には書かれていなかったと記憶する。していけない理由として「商品」となるからというのが突き刺さった。何かを作る楽しみが奪われ、すぐさま用意できるというのは確かに便利ではあるが、幸せでもない。そして、誰かがその権利を独占したら、リベラルではいられなくなる。 第四章は、人間がテレポーテーションされたら、という話からきたのだろうが、毛色が変わった話になる。後の世の人工知能が我々を再現させたいと考えると、何回も再現させる。ほぼ確実に、我々はその再現された世界に住む一人だというわけだ。しかし、この面白いところは、再現したいと思わなければ、我々は再現されていないことになる。未来の人工知能のさじ加減で、我々がシュミレートされた世界にいるのか、実際の世界にいるのかが決定されるのだが、我々には決して認知されない。重点的には認知されないことよりも、ほぼ確率1で起きることの方に力点があるのだが。
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