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真夜中の密室
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2022/09/23 |
JAN | 9784163916019 |
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商品レビュー
3.8
35件のお客様レビュー
読書備忘録870号。 ★★★★。 久しぶりのリンカーン・ライムシリーズ。第15巻です。 なので無条件に★5つにしたいところですが、どんなに譲っても4つですね。 最新刊(第16巻)が出たので、未読の第15作を慌てて拝読した体です! そして、最新刊はなんとウォッチメイカーだという...
読書備忘録870号。 ★★★★。 久しぶりのリンカーン・ライムシリーズ。第15巻です。 なので無条件に★5つにしたいところですが、どんなに譲っても4つですね。 最新刊(第16巻)が出たので、未読の第15作を慌てて拝読した体です! そして、最新刊はなんとウォッチメイカーだということでワクワク感が半端ないです! その前にこの第15作を。 一言でぶった切ってしまうと犯人のロックスミスが影薄い。 そして、ロックスミスはなんとなく実行犯的匂い。知能犯の匂いがしない。じゃあ、誰が犯人?犯人がぼやけている感あり。 やっぱり、歴代の犯人の方が犯行目的も含めて知能高く絶対的ヒール感がありました。 ということで今回は★4つ。 さてロックスミス。 開けられない鍵はない。 そして深夜に女性宅に忍び込む!事前にターゲットを入念に下調べ、本人の熟睡度の傾向分析も実施した上で、犯行日時を決定して忍び込む。 そして、冷蔵庫に入っている食べ物をちょっと食べたり、モノの位置をちょっと変えたり・・・、ただそれだけ。 危害は加えない。目的はなんなのか? 女性に対する精神的な征服感という歪んだ欲望なんでしょうかね。愉快犯。 物語はロックスミス事件が起き、ライムがニューヨーク市警からの委託で科学捜査を行う。 市警側メンバーは、ライムの妻で刑事のアメリア・サックス、過去の事件で身体にダメージを食らったが見事に復活しているエース、ロナルド・プラスキー、部長のロン・セリットー、鑑識技術者のメル・クーパーなどの常連。 事件現場には必ず、低俗なゴシップタブロイド紙「デイリー・ヘラルド」の切れ端が残され、口紅でメッセージが書かれている。 そして今回、捜査に障害が立ちはだかる! ライムが暗黒街の大物を被疑者とした殺人事件裁判の証人として法廷に立ち、十分な発言を出来なかったことから市警からの科学捜査契約を破棄されてしまう。 しかし、市警の科学捜査のレベルではロックスミス事件の分析を満足に行えない! ということで、アメリアは市警用、ライム用と2セット分の微細証拠を集め並行捜査を進めることにした! 果たして、ライムはロックスミスの正体を突き止め、犯行を止められるのか! という感じなんですが、とにかくノイズの多い物語でした。 ロックスミスと言いながら、背後にあるのは、とあるお家騒動が柱のストーリーのような気がする。 ノイズ一覧を備忘として。 ①デイリー・ヘラルドを発行しているメディア企業「ウィティカー・メディア・グループ」の父子の確執と、企業の乗っ取りを狙う腹黒い夫婦。 ②暗黒街の大物がライムとアメリアの命を狙う。 ③陰謀系ブロガーの暗躍。 ④SNS運営会社ヴューナムとコンテンツモデレーターの活動。 ⑤ライムが捜査中の別件殺人事件。 例のごとく、上下段組みビッシリ100ページほど残っているにも関わらず犯人はこいつか!みたいになりますが、残りページで①~⑤のノイズとロックスミス事件が複雑に絡まりお決まりのどんでん返しとなる。 まあ、これがディーヴァーなんですけどね。 物語中、ライムがロックスミスをウォッチメイカーと重ねるシーンが多く出てきます。 多分、最新刊がウォッチメイカー再びであることは、このタイミングから決めていたのでしょう! ディーヴァーの作品は読むのが疲れるので、第16巻はちょっと間をあけて読むとしましょう。
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面白かった! 最後に向かえば向かうほどに増すスピード感。 してやったりな感じ。 ライムシリーズ、やっぱり爽快で好き。
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久しぶりのリンカーン・ライムですね。 相変わらず、ノンストップで楽しませてもらいました。 もう15作目なんですね、ホント飽きさせないです。
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