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いずみさん、とっておいてはどうですか
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 2022/09/24 |
JAN | 9784582839074 |
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商品レビュー
4.3
10件のお客様レビュー
すわ!高野文子の新作が出ていた(2022年9月発行)!私としたことが! 取り寄せて紐解いてみると、高野文子の絵はほとんどないのであった。でも、これは高野文子が「昭和のくらし博物館」学芸員となって、一つの展示会の準備をした、その全貌なのである。紛うことなき高野文子著作と言っていい。...
すわ!高野文子の新作が出ていた(2022年9月発行)!私としたことが! 取り寄せて紐解いてみると、高野文子の絵はほとんどないのであった。でも、これは高野文子が「昭和のくらし博物館」学芸員となって、一つの展示会の準備をした、その全貌なのである。紛うことなき高野文子著作と言っていい。 昭和のくらし博物館、紛うことなき「マニアック博物館」である。外観はまるきり昭和の二階建て木造住宅。その2階で2017年「山口さんちの子ども部屋」という展示会があった。1961年、9才のいずみさん、7才のわかばさん姉妹の持ち物・人形や玩具、日記などさまざまな「暮らしのかたち」が再現された。実にタイムカプセルのような、お母さん静子さんがとっておいた箱が博物館に寄贈されたのだ。 高野文子の絵はほとんどないけど、構成は普通の図録では見たことないほど微に入り細に入り表現されて、後半は山口姉妹のインタビューも入って、とっても楽しい。 私の家には姉妹はいなかったので、あんまり暮らしは被らないけど、それでも60年代豊島区千早町の子供の世界は想像できた。おはじきや、手作りの着せ替え紙人形、絵日記、国語ノート、お人形ごっこの豊富な衣装、小道具、紙着せ替えの歴史、果ては身寄りのない少女を家に住まわせていたこと(子どものお世話係)、都会の家の独特な間取り等々、60年代の暮らしを覚えている女性にとっては、いろんな発見がある本だと思う。 題名の由来。写生画の裏面にお母さんの筆跡で「この絵はよくかけてあるので、とっておいてはどうですか」というメモがあったという。それを高野文子が筆跡を真似て題名にした。 私はあんまりモノを使っての遊びはしなかったから、残るものは少ないけど、私のたくさん描いた図画、仏壇にしまっておいたはずの創作ノート、夏休みの日記、抱っこ人形‥‥あれらはいったい何処へ行ったのだろう。 博物館住所 東京都大田区南久が原2-26-19 開館 金・土・日・祝 10時〜17時 機会があれば行ってみたい。
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一回りほど上の方の子供の頃に品々ですが、私の子供の頃とはさほど変わらず、本当に懐かしく、今更ながらあの当時のおもちゃが良質だったと気づかされたました。 紙人形の着せ替え、付録についていたり自分たちで切り抜きしたり、絵を書いて切り抜いて・・・なんて豊かなお遊びだったんでしょう! ...
一回りほど上の方の子供の頃に品々ですが、私の子供の頃とはさほど変わらず、本当に懐かしく、今更ながらあの当時のおもちゃが良質だったと気づかされたました。 紙人形の着せ替え、付録についていたり自分たちで切り抜きしたり、絵を書いて切り抜いて・・・なんて豊かなお遊びだったんでしょう! そうそう、おままごとのお皿や調理器具など、素材もプラスティックでなく本物のミニチュアに近かった。 なにより、おもちゃがきれいな姿で残っていたことがなにより凄い!!! この時代の子供たち、捨てたもんじゃないなぁ、幸せだったと思います。
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その博物館に届いた荷物。 それは寄贈された、昔の思い出の詰まった玩具一式と日記。 彼女たちの過去の姿や話に想いを馳せ、展示に至るまでの記録。 ・玄関に荷物が届きました。 ・「国語ノート」(日記)を読む。 ・もっとよく見る。 ・姉妹に会いに、しいな町を訪ねます。 ・新しい荷物が届...
その博物館に届いた荷物。 それは寄贈された、昔の思い出の詰まった玩具一式と日記。 彼女たちの過去の姿や話に想いを馳せ、展示に至るまでの記録。 ・玄関に荷物が届きました。 ・「国語ノート」(日記)を読む。 ・もっとよく見る。 ・姉妹に会いに、しいな町を訪ねます。 ・新しい荷物が届く。 ・展示の準備を始める。 昭和のくらし博物館の紹介有り。 箱を開けたら登場するのは、昭和の子どもたちの思い出。 よくぞ残してくれたと感嘆するほどの、玩具の数々。 昭和の子どもの生活と成長が伝わってくる日記。 それらはまるで、その時間に止まった時が動き出し、 彼女たちが遊ぶ姿が蘇るような、不思議な感覚がありました。 手作りの愉しさ、成長が垣間見られる日記。 カステラハウスの人形の家やお小遣い帳には、驚きも。 驚いたのはソフトビニール製人形。 幼い頃、近所の10歳くらい年上のお姉さんが、衣類一式と共に 譲ってくれた人形と同じでした。「カール人形」という商品名や メーカー会社が判明して、感謝感激です。 人形供養したので手元には無いけど、あの頃遊んだ自分を 思い出させるノスタルジーを感じ、心が熱くなりました。
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