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営繕かるかや怪異譚(その参)
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2022/08/26 |
| JAN | 9784041117217 |
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営繕かるかや怪異譚(その参)
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商品レビュー
4
130件のお客様レビュー
田舎ってこういうところあるよな…と思いながら読んだ ぜんぶファンタジーだけど骸の浜がとくにファンタジーで好き
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私自身、兄と私とで母親からの愛情の差を感じていたタイプだったせいか、最後の『荊姫』読了後に「あぁ、そういうこともあるか」と、リアルで 1人の人間としての兄の目線の可能性に思い至るきっかけになって有難い話だった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いつの間にか続きが出ていた。 一話完結なので読みやすい。 なかなかぶっ飛んだ人も登場するのだが、ありそうなだな、と思えるような描写が凄い。 完結=解決なので(やり過ごすパターンもあるけれど) 皆うまいこと尾端に行き着くわけだが、彼は元々その地域にいるのか、はたまた起こりそうな古い町には定期的に訪れているのかどちらだろう。 なかなか個性的な間取りが登場するのでだんだん頭の中で想像できなくなってきた。 「待ち伏せの岩」 渓谷で起きた水難事故で若者が亡くなる。彼は事故の直前、崖上に建つ洋館の窓から若い女に手招きされていた。一方、洋館に住む多実は、窓の外に妖しい人影を見る。 →『たとえ他愛のない話だったとしても話題には賞味期限があるのだ。』確かに!!!思春期の懐かしい感覚。 「火焔」 イビリに耐えて長年介護してきた順子には、死後も姑の罵詈雑言が聞こえる。幻聴だと思っても、姑の携帯番号から着信を受け、誰もいない家の階段で肩をつかまれ……。 →”傷”ではなく”疵”。『…確執という炎。…が悪意で薪を足し、そしていま、…が記憶で薪を足し続けている。』記憶にとらわれている、というのはこういうことか、と目から鱗。こういった性格のまま成長するって、周囲がどんだけ優しかったんだ、と思ってしまう。 「歪む家」 温かい家庭を知らない弥生は、幸せな家族を人形で再現しようとする。しかしドールハウスを作り込むうちに些細なきっかけで「歪み」が生じ、やがて異変が起こる。 →鏡という発想はなかった。そういえば昔の鏡台はカバーがついていたり、合わせ鏡という単語に久しぶりに触れたなぁ。。最近は北枕を気にしない寝室も多そうだ。 「誰が袖」 典利は戸建てを新築し、第一子の出産を控えた妻と母親が暮らしている。以前に住んでいた屋敷には幽霊がいた。当時を思い返した典利はふと、あることに気付く。 →途中は何ともなくて、最期に一気に、というのが幽霊??の性格の悪さというか、またはそれほどの怨みなのか。尾端の暴れた、というのも。けれどお嫁さんのセリフが超えてくるので、少なくともこの世代はうまくつきあっていけそうで良かった。ゴーストハントもだけれど、作者のこの手の恐怖のパターンの多様さ凄い。 「骸の浜」 河口付近の家にひとりで暮らす真琴。荒れ果てた庭の向こうには、低い垣根越しに海が見える。この街の沖で水難に遭った死体は、靄と共にこの庭にやってくるのだ。 →タイミングが重なって、結果、良かったというパターン。主人公がいなくなったらどうなるのだろう、でも地域の人も知っているから、土地は空き地のままだろうか。 「茨姫」 死んだ姉を偏愛していた母親が他界し、響子にとって辛い思い出が募る実家が残った。荒れ果てた家を整理するため、ツルバラで覆われた庭の小屋に入ると……。 →『頭を空っぽにしてひたすら手を動かす作業は、鬱屈を抱いた者にはよくない気がする。空っぽになった頭は益体もない思考を吸い寄せる。』 現代の情報社会ではむしろそういった時間が欲しいと思っていたので、この文章が気になった。確かに。。 幽霊でも会いたい、というのは未練なのか、それまでの関係性なのか、イザナミの件が強烈すぎて。 本作、基本主人公目線だけれど、そうか、姉の立場は、と改めて作者の発想力に下を巻く。
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