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東アジアからみた「大化改新」 歴史文化ライブラリー555
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 吉川弘文館 |
発売年月日 | 2022/08/22 |
JAN | 9784642059558 |
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東アジアからみた「大化改新」
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ライブラリイという性質からか、本人の思い出の逡巡があってか、内容をコンパクトにするとこの6割という感覚の読了。 同じ内容を表現と違え、何度も何度も繰り返し述べている。 おまけに圧縮すると「あとがきだけで完結する感じだった。 とは言え、かつて学校で学んだ大化の改新の概要が内外的に...
ライブラリイという性質からか、本人の思い出の逡巡があってか、内容をコンパクトにするとこの6割という感覚の読了。 同じ内容を表現と違え、何度も何度も繰り返し述べている。 おまけに圧縮すると「あとがきだけで完結する感じだった。 とは言え、かつて学校で学んだ大化の改新の概要が内外的に、しかも時期的な要素を加えて再検証してあることが面白い。 筆者の言う通り「ウクライナへのロシア侵攻」という今日的な状況を睨むと 我が国が考える対外的スタンスはづしても他岸の火事というニュアンスが強くなるのがやむを得ないと。強硬論は日清日露でもあった様な空論が他出、慎重論は絵空事の様に考えがちで「国境を接しない国同士のひりつく緊張」を捉えていないものとなってしまう。 敢えて屋上屋の展開を論じた理由がよく読める。大化の改新が生煮えの結果と終わり 氏族的枠組みからの脱却、前代的様相の解消とはならなかったのは 本土進攻の低い可能性 対外的脅威や緊迫が薄かったことが大きい。 孝徳期から乙巳の変 大化の改新と繋がるその時間 皇極期は改新前夜。唐の外交政策が西方の吐蕃政策の変化、東方の高句麗・百済・新羅に対する力点変容と相まって姿を変えて行ったことに関係している(640~670) 難波京、副都的な筑紫京の関係も表裏的・・更に難波京焼失後は筑紫京は饗応の役目に終始して行った様であった。その後の摂津京では外交・と交通の要としての役割を重視、孝徳期にかけ外交に特化した正確を備えて行くことに努め集住の地としての色合いが薄い(「調」のやり取りを軸とした礼的優位の維持に努め外交路線の分裂が伴ったこともあった。) やはり、白村江から壬申の乱までの10年での「律令体制の危機感の高まり」を待たねば氏族的枠組みの解体からの脱却はかなわなかったと思える。
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