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日本インテリジェンス史 旧日本軍から公安、内調、NSCまで 中公新書2710
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2022/08/22 |
JAN | 9784121027108 |
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日本インテリジェンス史
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商品レビュー
4
18件のお客様レビュー
戦後から現代までのインテリジェンスに関する歴史が内調主点で書かれています。参考文献も多く、有用なレビューかと。今後も参照する機会が多そうな一冊です。
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日本におけるインテリジェンスの歴史を戦前から遡って見ていく。敗戦直後、旧日本軍は、暗号等の秘密事項を隠滅するために処分した。そうした中で、ある日本人女性のちょっとした会話によって、米兵にその存在がばれてしまう。その状況下で、有末精三、服部卓四郎といった一部将校たちが、インテリジ...
日本におけるインテリジェンスの歴史を戦前から遡って見ていく。敗戦直後、旧日本軍は、暗号等の秘密事項を隠滅するために処分した。そうした中で、ある日本人女性のちょっとした会話によって、米兵にその存在がばれてしまう。その状況下で、有末精三、服部卓四郎といった一部将校たちが、インテリジェンス組織を創設しようと目論んでいた。ところが、1951年、GHQが日本を去ったことで、旧日本軍の構想がなしとなる。その一方、これらの動向をうかがったCIAは、吉田茂、緒方竹虎、村井順と、時の政府の中枢に介入する。そこから、インテリジェンス機関の創設を検討する。しかし、緒方の死去や吉田の政治的求心力の低下で、結局のところ、実現には至らなかった。このように、日本の諜報機関は空回りし、防衛庁と警察官僚らが、その代わりを担う。 その後、中曽根康弘と後藤田正晴の二人が、インテリジェンスに向けていろいろと着手するものの、抜本的な改革は実行できなかった。冷戦期は、日米同盟の関係上、アメリカの下請け扱いであった。時を経て、第2次安倍政権になると、防諜として、法案を通し、以前のような縦割り状態から、徐々に変わりつつある。今後の課題としては、サイバー対策が重要らしい。
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戦後日本のインテリジェンスの歴史を辿れる希少な一冊。 政治などの時代背景とともに日本のインテリジェンス機関の変遷が網羅されている。 「そもそもインテリジェンスとは何か」という点から解説されており理解のハードルは高くない。本書を通じて、過去に一度は目にしたであろう数々のニュースの裏...
戦後日本のインテリジェンスの歴史を辿れる希少な一冊。 政治などの時代背景とともに日本のインテリジェンス機関の変遷が網羅されている。 「そもそもインテリジェンスとは何か」という点から解説されており理解のハードルは高くない。本書を通じて、過去に一度は目にしたであろう数々のニュースの裏にもインテリジェンス機関の存在があったことを知れば、今後の視野が大きく広がるだろう。 日本のインテリジェンス機関の活躍といえば、大韓航空機撃墜事件(1983年)程度しか知らなかった。しかし本書によると、それすらもソ連を追及したい米国に利用された形であり、さらにはその情報自体も優越していたのは音質だけだったそうだ。 情報に限らず、収集・蓄積は日本の得意とする分野のイメージがある。実際、私が知らなかっただけで上記の他にも日本のインテリジェンス機関が情報を掴んでいたシーンは多くあったそうだ。ただし、分析・活用となると途端に苦手となる。 何故なのだろうか? 本書から私が得た答えは「“収集意図”が明確でないから」だということだ。指示通りにデータを収集・蓄積し続ける。真面目で受動的な傾向の日本人には向いていそうな作業だ。対して、それを指示した人間に明確な意図がなければ、それらのデータが分析・活用されることはない。もっと言えば、何のために集めたのかもわからないゴミの山と化してしまう。 なにも日本を支える人々がそんなレベルだと言いたいわけではない。私にはそんな経験がいくつもあったというだけだ。 さらに、NSC/NSSの設置により“情報要求”まで行われるようになった現在の日本のインテリジェンス・コミュニティにそんな心配は杞憂だろう。頼もしさすら感じる。 本書のお陰で、少しづつでも日本のインテリジェンス・コミュニティは前進しており、それを支える優秀な政治家、官僚の存在も改めて認識できた。日本のインテリジェンスの歴史を学ぶだけでなく、日本が成長していることを知り、これからへの希望も見出だせた良書であった。
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