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そこから青い闇がささやき ベオグラード、戦争と言葉 ちくま文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2022/08/10 |
JAN | 9784480438331 |
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商品レビュー
4.5
4件のお客様レビュー
ユーゴスラヴィアが解体し悲惨な内戦に突入する時代に、ベオグラードで生きた日本人の詩人の綴った言葉。世界から悪者にされたセルビアの中でどういった人たちが生きていたのか、制裁が、空爆が何をもたらしていたのかが描かれる。それとともに、そのような極限の状況の中で、言葉が何をつたえられるの...
ユーゴスラヴィアが解体し悲惨な内戦に突入する時代に、ベオグラードで生きた日本人の詩人の綴った言葉。世界から悪者にされたセルビアの中でどういった人たちが生きていたのか、制裁が、空爆が何をもたらしていたのかが描かれる。それとともに、そのような極限の状況の中で、言葉が何をつたえられるのか、ということにも著者は意識的にならざるを得なかったのだと思う。「言葉」の力を信じる信念にあふれていると思った。
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『何のために、私たちは異国の言葉を勉強しているのだろうか。』 セルビア在住の詩人で翻訳家の山崎佳代子さんが、1990年代のユーゴスラビア内戦と、NATOによる空爆について、ご自身の体験を書いた本である。 山崎佳代子さんはその著書の中で、「言葉が戦争を作り、人を殺す」ということ...
『何のために、私たちは異国の言葉を勉強しているのだろうか。』 セルビア在住の詩人で翻訳家の山崎佳代子さんが、1990年代のユーゴスラビア内戦と、NATOによる空爆について、ご自身の体験を書いた本である。 山崎佳代子さんはその著書の中で、「言葉が戦争を作り、人を殺す」ということを訴え続けているが、これはユーゴスラビア内戦の民族間の対立を、西側メディアがセルビアだけを悪者にして報じ、経済制裁と空爆で国家を追い込んだことを指している。 冒頭の言葉は本書からの引用であるが、セルビアという国に惹かれ、留学・移住し、日本語・セルビア語両方で詩作を重ねてこられた上でのその言葉はとても重い。 言葉を知るということは、同時にその国の文化や歴史、思想を知ることであり、同じ言葉を知る者同士で会話できるということである。 その素晴らしさを伝えてくれる短く力強い一節に圧倒された。 巻末には、文庫版出版に当たって2022年5月に書かれたメッセージがある。 ご自身の体験を踏まえた上で、現在の世界情勢について言及されている。 一人でも多くの人に今読まれることを願ってやまない本です。
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最初に載っている詩「階段、ふたりの天使」でいっきに引きこまれる。戦争の悲しさをこんなふうに表現するのは、すぐれた詩人にしかできないのだろうと思う。 国と国の戦争といっても、そこに暮らす大多数の人は戦争を望んでいない。具体的な誰かをこらしめたくて攻撃しても、実際に傷ついているのは...
最初に載っている詩「階段、ふたりの天使」でいっきに引きこまれる。戦争の悲しさをこんなふうに表現するのは、すぐれた詩人にしかできないのだろうと思う。 国と国の戦争といっても、そこに暮らす大多数の人は戦争を望んでいない。具体的な誰かをこらしめたくて攻撃しても、実際に傷ついているのは名もない知らない誰か。
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