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鬱屈精神科医、占いにすがる 河出文庫
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鬱屈精神科医、占いにすがる 河出文庫

春日武彦(著者)

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鬱屈精神科医、占いにすがる 河出文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2022/08/08
JAN 9784309419138

鬱屈精神科医、占いにすがる

¥330

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2024/05/11

「もしかすると読者諸氏は、本書をエッセイなのか私小説(のようなもの)なのか判然としないと感じるだろう。しかしわたしはどちらでも構わまないと思っている。」 ベストセラーリストや国政をみて世の中バカじゃないのかと思っているところや、財布や小銭入れを絶対に使わないところが、自分と違っ...

「もしかすると読者諸氏は、本書をエッセイなのか私小説(のようなもの)なのか判然としないと感じるだろう。しかしわたしはどちらでも構わまないと思っている。」 ベストセラーリストや国政をみて世の中バカじゃないのかと思っているところや、財布や小銭入れを絶対に使わないところが、自分と違っていて新鮮だった。いつもは自分と似た考えを持つ人の本を選んで読むので。 「この本は自己嫌悪の物語かもしれない。自己嫌悪の主成分は未練、自己嫌悪とは、現実と折り合いをつけるためのセレモニーであり、しばしば依存症を伴う。」

Posted by ブクログ

2023/07/25

精神科医の先生の占い体験記というシチュエーションに興味を持ち手に取りました。 なんだか、とても生きづらそうな方で心配になりましたが、それぞれの心のうちをありのままに表出してみると大概みんなこんな感じなのかな、という気もします。

Posted by ブクログ

2022/10/08

春日武彦さんの本は面白くてつい手に取ってしまいます。タイトル通り、春日さんが占い師に占ってもらうところから始まるエッセイ。これでもかと己の内面を克明に書かれているので、読んでいると「占いに行かなくてももう答えはでているのでは?」と思ってしまいます。何が原因で鬱屈したものを抱えてい...

春日武彦さんの本は面白くてつい手に取ってしまいます。タイトル通り、春日さんが占い師に占ってもらうところから始まるエッセイ。これでもかと己の内面を克明に書かれているので、読んでいると「占いに行かなくてももう答えはでているのでは?」と思ってしまいます。何が原因で鬱屈したものを抱えているのか、ここまで自己認識するにはそれなりの苦しさがあるはず。残酷なのは、たとえ苦しさの原因が分かったとしても、どうにもならない点で、これはずっと抱えて行くしかない。だからこの本で著者は占いというものに縋っているのだけれど。いつも彼の著作を読んでて思うのは私も彼と同種の人間だということ。苦しさを手放せなくても、同類の人間がいるという事実だけで、苦痛は多少和らぐような気がしています。今回も面白いエッセイでした。

Posted by ブクログ

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