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ルポ 誰が国語力を殺すのか
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ルポ 誰が国語力を殺すのか

石井光太(著者)

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ルポ 誰が国語力を殺すのか

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2022/07/27
JAN 9784163915753

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商品レビュー

4

95件のお客様レビュー

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2024/08/28

ネット記事で紹介されていたので読んだ本り 幼少期の環境だけではなく、思春期の環境でも言語能力や論理能力など社会的能力にこれほど影響があるのかと衝撃を受けた。 少々こじつけかと思ったりするところもあるけれども、総合して言うと、国語を含めた学校教育や家庭教育が人の成長や社会性に大...

ネット記事で紹介されていたので読んだ本り 幼少期の環境だけではなく、思春期の環境でも言語能力や論理能力など社会的能力にこれほど影響があるのかと衝撃を受けた。 少々こじつけかと思ったりするところもあるけれども、総合して言うと、国語を含めた学校教育や家庭教育が人の成長や社会性に大きく影響する。ないがしろにしてはいけない。

Posted by ブクログ

2024/08/22

今の日本の社会には、格差の中で恵まれない立場にある子供が十分な教育を受けないまま若い年齢で社会に出る構造があります。こういった人たちは、高いコミュニケーション能力が必要な感情労働に従事することが多いように思われます。現在の状況を正確に把握し自分を抑制して、その場に応じた新しい行動...

今の日本の社会には、格差の中で恵まれない立場にある子供が十分な教育を受けないまま若い年齢で社会に出る構造があります。こういった人たちは、高いコミュニケーション能力が必要な感情労働に従事することが多いように思われます。現在の状況を正確に把握し自分を抑制して、その場に応じた新しい行動をする仕事です。感情労働とは一般的にはサービス業と言われる仕事です。ヘルパー、コールセンター、飲食サービス業、美容師、ホテルスタッフ、美容師、観光案内、保育士。自分を抑制しながら働く力が必要な仕事である。 すべての子供には、ヘレンケラーが言ったような羽の書いた言葉 を見つける権利がある。それは私たち大人が用意しなければならない。もっともらしい理屈をつけて子供からその機会を取り上げるのか、認識を改めて言葉にしていくのか。日本の未来を生かすか、殺すか、私たちは今その帰路に立っている。

Posted by ブクログ

2024/07/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人間が生きていくうえでコトバはなくてはならないものです。 コトバを通して自分を理解してもらう、他人と共感する、または他者との違いを知るなどのコミュニケーション力をつけること、物事を論理的にとらえること、先に起こる未来を想像しながら行動すること、問題を解決していく力・・・挙げればキリがないですが、そういう力をひっくるめて国語力といい、現代の子供たちはその力が落ちていると言います。 引きこもりやゲーム依存、いじめや自殺など現代の問題の根底には国語力の低下が関わっていて、その原因と再生に向けた取り組みを示しているのが本書です。 語彙力のない子供たちがたくさんいて、自分の気持ちをうまく伝えられないことが様々な問題につながっていることを知り、驚愕しました。 ちょっと話は逸れますが、私は平安文学が好きでその時代の研究本なども読むのですがそこに、コトバとして成立していないものはないものと捉えている、という解説があったことを思い出しました。 どういうことかというと、物語の中で例えば同情に値する事柄が描かれているとして、現代の読者なら当たり前に気の毒に思うけれども、当時は同情する、というコトバがないため、同情する心情は生まれない、この場合は前世の報い、と捉えるのが一般的である、というものです。 それが印象的だったので、コトバは、それを知らなければその感情も生まれないし理解もできない、という事実が本書と繋がり、余計に危機感を持ちました。 国語力の低下は、時代を退化させ、大げさに言えば言葉よりも暴力に頼る時代に逆行してしてしまうのではないかと怖くなってしまったからです。 カチンと来たらすぐ殺す、それを回避する論理的思考力を持ち合わせていないし、実際にそれがどういうことを引き起こすのか想像できない人が増えているということでしょう。 グローバル化といって、英語やPC,情報処理の勉強をしている場合じゃない気がしました。 本書の後半にはフリースクールや少年院の言語回復プログラムについて、また、国語力育成の最前線として、国語力に重きを置いている学校の取り組みが紹介されています。 さまざまな取り組みはどれも素晴らしいものでしたが、全国から集められた少年院で、方言を例にとり、言葉の受け止め方のとりちがいを根気よく学ばせたり、またある私立の学校で、1年かけて1冊の小説(アンネの日記など)を読み解いていく授業があったりが特に印象的でした。教員たちの努力や信念に頭が下がります。教育ってやっぱり大事。

Posted by ブクログ

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