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Web3新世紀 デジタル経済圏の新たなフロンティア
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日経BP |
発売年月日 | 2022/07/21 |
JAN | 9784296112241 |
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商品レビュー
3
5件のお客様レビュー
元々詳しい人にはイージーだし、初心者には不親切な内容。例えば「イーサリアムの代替や用途拡大を狙う新たなブロックチェーンも登場し、代表のソラナは20年4月にローンチされアクティブアドレス数はイーサリアム超え…」という一文を読んで理解できるか否か。この界隈の言語に慣れていないとキツイ...
元々詳しい人にはイージーだし、初心者には不親切な内容。例えば「イーサリアムの代替や用途拡大を狙う新たなブロックチェーンも登場し、代表のソラナは20年4月にローンチされアクティブアドレス数はイーサリアム超え…」という一文を読んで理解できるか否か。この界隈の言語に慣れていないとキツイし、他の本と合わせ読む方が良い。 Web3.0ではWeb2.0のようなテックジャイアントによるプラットフォーム型ではなく、ブロックチェーンとスマートコントラクトで直接つながる。2.0では大敗した日本も3.0では活躍できるか。日本の暗号資産の利益実現額は、アメリカ、イギリス、ドイツに次いで4位。アメリカが全体の3割近いシェアを有し、2位以下を大きく離している。 デジタルコンテンツを想定したDAOならば、ぼんやりと理解するのだが、このスマートコントラクトを取り入れたコンセプトを一般企業の働き方に取り入れられないのか、と思う。業務分担のような概念は古く、ジョブ型に加え、やれる奴がやる、という組織の盛り上げ方に期待したい。 また、デジタルツインのような工場の遠隔操作。工場と同じものをデジタルで作って、そこで創業すると実際の工場でロボットが実行してくれる。すでに実現しているが、中々イメージが膨らまない。ロボットの遠隔操作にメタバースは大袈裟に思える。 ゲーム内で稼げて場合によってはお金を稼げるゲーミファイ。海外では盛ん。日本でもNFTスニーカーを生成し、レア度の高いアイテムが出れば一攫千金ができるというSTEPN。こうした領域は、賭博性や児童労働が懸念だという。 法整備もさる事ながら、テクノロジーやアイデアが実務に当て嵌まるイメージに乏しい。勿論、乏しいのは個人的感想で、天才たちは既にそれを見抜き、構想しているのだろう。それを知りたい、と思うが、知る頃には、世界が変わる時なのだろうか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
一線のプレイヤー、識者に直接インタビューすると言う形式で、Web 3を見に行く試み。 Stake technology の渡辺代表は、日本の税制からロックドロップを選択。日本で有名になったがアメリカで勝てないと意味ないと危機感をもつ。 DAOについても非常に面白い見解、Animoca社は2500人の株主がいて、株主と対話して決める。これってDAOだと。不思議な感覚なのは、DAOが実現しているのは資本主義そのものと一線のプレイヤーが理解しているからだ。NFTにある機会、アート、アニメなどの日本のコンテンツはすごいぞと。DAOはうまくいかないと思っているのは、最後エゴが理想を上回るからだ。みんなが優秀で、同じ方向性と思考性をもつ単一民族でない限り、対話で最適解をだし、問題を解決する方式にはなり得ないからだ。でも、期待したいし、何かしたいなと思うのは、やはり面白いプラットフォームだからだ。 メタバースも主観が大事、いいね!の数じゃない。その質と、本人がどうエモーショナルに感じたか。それが、メタバースの世界で表現されるかだという。心を動かすデジタル、もはやYouTube世代に何の違和感もないが、富士山に登ったときに頂上から見た景色と、その動画を見た人の違いにお金がどう介在するかかなと思う。 メガバンクなど、これからWEB3に注目している大企業群がどう動くのか、非安全資産としてのクリプト、NFTがどのように市民権を得ていくのか、歴史の転換点に立っているとみていいと思った。コンセプトは悪くないので、あとは実需を作り出せるのかどうか、魅力的なコンテンツと合わせて概念ごと日本らしい、独自のテクノロジーで表現していければマーケットでまだまだ勝ち目はあると思った。
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いろいろカバーされてはいるが、ちょっと想定読者をどこにおいているのか分かりにくい本。 まず、Web3とはそもそもなにか、みたいなところから体系的に理解したい向きにとっては、専門用語の説明がなくて分かりにくいだろう。 一方、基礎知識のある人にとっては、インタビューの多くはスタート...
いろいろカバーされてはいるが、ちょっと想定読者をどこにおいているのか分かりにくい本。 まず、Web3とはそもそもなにか、みたいなところから体系的に理解したい向きにとっては、専門用語の説明がなくて分かりにくいだろう。 一方、基礎知識のある人にとっては、インタビューの多くはスタートアップストーリーとして馴染みのあるものも多いだろう。 そういうやや不親切な感じがあることとは別に、このWeb3の行末についてはいろいろ考えてみたくなるのも事実だ。 そもそも、中央集権的なGAFAなどプラットフォーマー、すなわちWeb2に対してより自律分散なのがWeb3だ、とよく言われるが、自律分散はそもそもインターネットの定義でもあったはずだ。 つまり、Web3でも今後スタープレイヤーが登場して場を一気に支配する可能性は大いにあるし、実際、編著者の必死の誘導にも関わらず例えば野口悠紀雄氏なんかはその辺を率直に語っている。 また、これまでのネット社会よりDAOがより民主的?なのは百歩譲って事実だとしても(特定のプラットフォーマーにコントロールされないから)、資本主義の新たなオルタナティブだ!みたいな論は本当か?といいたくなる。 NFTなんかも、アーティストにとっては作品マネタイズ上貴重なツールなのはわかるが、これまで財産として価格のなかったものに価格をつける仕組みを作り上げ、その取引を膨張させるのはまさに資本主義の得意技だったはずである。分かりやすいところで言えば、高層ビルのための容積率の規制緩和などはまさにこれで、これまで値段のなかったビルのさらに上の空気、の値付けに他ならない。この辺も、野口氏はまずまず懐疑的な視点で言及してくれている。 とは言え、こういう新しがり方に対しては否定と礼賛が交錯するのが当たり前で、だからこそ面白いとも言える。 あれこれ読んだり体験したりしながら、とにかく状況にキャッチアップし続けることが大切、という意味で、もちろんとても有益な本であった。
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