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たびたびの旅
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 田畑書店 |
発売年月日 | 2022/07/18 |
JAN | 9784803804003 |
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たびたびの旅
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商品レビュー
2.5
2件のお客様レビュー
水丸さんがどういう人だったのか知らずに読んだので、おおらかで優しいイラストの雰囲気と文章から汲み取れる実生活での様子に、大きくギャップを感じ終始驚かされる。 当時の世の中の風潮と、 広告代理店出身という経歴も深く関係していると思うが、ギラギラしたやり手の人たちの世界だなと思った...
水丸さんがどういう人だったのか知らずに読んだので、おおらかで優しいイラストの雰囲気と文章から汲み取れる実生活での様子に、大きくギャップを感じ終始驚かされる。 当時の世の中の風潮と、 広告代理店出身という経歴も深く関係していると思うが、ギラギラしたやり手の人たちの世界だなと思った。 女の人は男の人の持ち物のように描かれていて、 ルッキズムと言われてもしょうがないかんじ。 今の時代にはそぐわないけど 昭和の終わりのみんな活気や余裕のある雰囲気が伝わってくる。 いろんな業界の人が夜のバーで集まって 討論したりしていたのかなと思う。みんな文化人だったんだなぁ。 華やかな世界に少し憧れるけれど、 私だったらこの時代には生きていけなかったかもしれないなと思った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
安西水丸さんの、旅の手紙。銀座や青山のバーと、地方や海外からと、2つの場所を行き来しながら、エッセイ調のなんとなく気だるい文章が続く。一気に読んでいくと割と単調なリズムのせいか、眠くなるので、酒場のネタを読みながら、少し気だるい感を感じながら読んでいく。意外と欧州も米州も、仕事で行ったりするらしいということみたいだ。 素敵なイラスト、ほっこりする旅の一枚、といった風情で素敵だ。やっぱりこの方はイラストレーターなんだなと思う。文章は、やや場末のスナックから、寿司屋、フグ料理まで。ふぐ鮮は確かに美味しかったが、まだあるのかというと、、、とは思った。 かなり男性中心の業界だったこともあり、どうしても文章が今の時代に合わないのが残念だ。女性をはるか下に見る表現を多数使っているし、本人は気が付かない、アンコンシャスバイアスの典型だろう。もちろん今書いている文章が、後から見てからなずしも正しいとは限らないが、逆に本当にフラットに、世界をバイアスなく見ることの難しさはすごいものがある。事実、若い女性にはフグを食べたことがない人が多い、とかもそうなんだけど、女性が読んだ時には、そうだよね、若い女性は特に、圧倒的にフグを食べたことがない人が多いんだよね、とはならないんだろう。これは、赤い自動車効果もあり、差別があるはずだと思って見てしまったら、気になって仕方なくなって、結局本質を落としてしまうので注意が必要だ。そもそも、旅のあれこれ、ほっこりした抒情を感じられるものだから。 安曇野のワサビのところはすごく素敵だ。思い立って、安曇野へ。本当は丸山珈琲の自然の中でのむバリスタの入れたコーヒーを飲んでから、そばを食べにいく。天ぷらそばが最高だと思う。安西先生は、寿司屋へ。ワサビだけで握る寿司、最高だ。日本酒と、わさびだけでいくらでもいけそう。 村上春樹氏がちょこっと出てきたりしているが、彼のような文章は、女性蔑視ではなく、ものすごく性別の中にもない普遍的なものを世界観として捉えているから、文章自体にイラッとする人がいるのだろう。イラストの妙、一枚一枚、情景やシチュエーションを思いながら、その絵を見てみるだけでも贅沢な時間を共にしているかのような気持ちになる。
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