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紙の梟 ハーシュソサエティ
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紙の梟 ハーシュソサエティ

貫井徳郎(著者)

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紙の梟 ハーシュソサエティ

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2022/07/13
JAN 9784163915647

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商品レビュー

3.6

70件のお客様レビュー

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2024/11/08

第一章は面白い 殺され方や死刑という法律を逆手に取るようなみんなのやり方が、なるほどなぁだった 第二章は…つまらない… 突然の心温まりますよって感じで 登場人物の設定感も盛り込みすぎてて… 作者の死刑に対する考え方はなんとなくわかったが…

Posted by ブクログ

2024/09/06

人ひとり殺したら死刑。このルールはわかりやすく市民に歓迎された。 僕は死刑容認派だったけれど、「死んで罪を償う」と言うのは、本当にあるのだろうか?殺人を犯した人間は「目的を果たした」達成感を持って死刑を受け入れるかもしれないし、自分のやったことの罪の重さを死を持って実感するのかも...

人ひとり殺したら死刑。このルールはわかりやすく市民に歓迎された。 僕は死刑容認派だったけれど、「死んで罪を償う」と言うのは、本当にあるのだろうか?殺人を犯した人間は「目的を果たした」達成感を持って死刑を受け入れるかもしれないし、自分のやったことの罪の重さを死を持って実感するのかもしれない。 社会がどう思うか?ではなく被害者家族がどう思うか?これが重要だと思う。 自分で体験したことないから被害者の気持ちはわからないし、わかる日は絶対に来てほしくない。 自分はまだまだ未熟だと、考えさせられる物語でした。

Posted by ブクログ

2024/07/15

死刑の是非を問うテーマだけに重い内容だったが、短編だったので、するすると一気読み。 同じテーマなのにどれも違った味わいがあった。 「籠の中の鳥たち」は密室殺人ミステリー風で、推理小説の面白さ。 「レミングの群れ」は特に最後が圧巻。ゾッとするような結末だった。 「紙の梟」は宮部...

死刑の是非を問うテーマだけに重い内容だったが、短編だったので、するすると一気読み。 同じテーマなのにどれも違った味わいがあった。 「籠の中の鳥たち」は密室殺人ミステリー風で、推理小説の面白さ。 「レミングの群れ」は特に最後が圧巻。ゾッとするような結末だった。 「紙の梟」は宮部みゆきの「火車」を思わせる展開。読後感は辛く無くてよかった。 許せない、と思うような事件はたくさんあるが、 死刑にすれば済むほど単純では無い。 人を呪えば穴二つ。自らも無傷ではいられない。 罪を背負って生きて行く事の方が過酷な罰なのでは、とも思う。 難しい問題。

Posted by ブクログ