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MAKINO 生誕160年 牧野富太郎を旅する 北隆館新書
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 北隆館 |
発売年月日 | 2022/07/10 |
JAN | 9784832610132 |
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商品レビュー
3
2件のお客様レビュー
植物学者としては偉大な方なのだろうが、家庭人としてはなかなかに大変な方。支える家族が彼を愛しているのなら赤の他人がどう思おうと問題ないのでしょうが、偉人の家族は苦労をするのですね。そうして支えてくれる人あっての偉業なのかな。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本書は2023年朝ドラ『らんまん』の主人公、牧野富太郎、 生誕160年を記念して編集された、貴重な本。 本書を読むと、今から朝ドラが始まるのが楽しみになってくる。 では気になる所からメモ。 ・1909年(明治42年)8月31日 牧野は屋久島に上陸した。必然だった。 「日本の植生の縮図」と言われた屋久島。 日本列島には約7千種の植物が自生しているが、 屋久島にはそのうち1300種いるという。 ちなみに牧野は1500種以上の植物に名前を付けた。 ・人生を変えた東京への旅にでた。富太郎19歳。 土佐の酒屋の跡継ぎを祖母が期待していたが、 東京に2か月滞在することで、さらに植物学者になるために土佐を出て東京に行く決意をする。 既にこの時点で土佐周辺の植物採集を行っていた。 ・22歳の東京大学の植物学教室に突然訪ねた。 恰好は袴姿で沢山の標本や写生図を持っていき 教室の先生に熱心に説明して注目された。 ・そして矢田部教授に気に入られて、自由に東大の 書類を見ていいと許され、自由に研究できた。 そこから牧野の植物への情熱が拡大する。 ・神戸にも牧野の名は有名だ。 兵庫県の県花「ノジギク」を命名したのが牧野。 その県花選定はNHKが企画した『郷土の花』というプロジェクトで県花を決める由来になっていて、牧野はそのプロジェクトの植物学の権威として参加していた。 ・牧野の妻、寿衛(すえ)と13人の子どもがいるが、 東大からの給金は15円(今の15万円位)。 貧乏な日々を送る。 ・しかし、植物採集と研究の為、借金が増える。 とうとう、どうにもならない状況に。 3万円(現在の1億円)の借金に膨らむが、 大金持ちに救われる。 ・現在も牧野の同好会がある。100年以上続いている。 牧野植物同好会。 http://makino-dokokai.sakura.ne.jp/index.html まだまだ、書き足りないが、94歳に亡くなるまで、 自分の好きな事を生涯進んでいった、牧野富太郎の生き方はうらやましい人生であろう。 参考文献 『牧野富太郎自叙伝』講談社学術文庫 『世界遺産の森 屋久島』青山潤三著 平凡社新書 『草を褥に 小説牧野富太郎』大原富枝著
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