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大国のハイブリッドストラグル 大国は自己の権益を拡張せんと蠢いている 救国シンクタンク叢書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 総合教育出版/星雲社 |
発売年月日 | 2022/07/11 |
JAN | 9784434306846 |
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大国のハイブリッドストラグル
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若手学者がハイブリッドストラグルという新しい定義を軸に、それぞれの専門分野から解像度高く国際情勢や日本国が持つ課題や進むべき方向性を示唆してくれる一冊。 領域横断でのものの見方なども示してくれる。 軍事だけでなく金融、産業、文化など、領域横断で、大国間の競争が繰り広げられる現代...
若手学者がハイブリッドストラグルという新しい定義を軸に、それぞれの専門分野から解像度高く国際情勢や日本国が持つ課題や進むべき方向性を示唆してくれる一冊。 領域横断でのものの見方なども示してくれる。 軍事だけでなく金融、産業、文化など、領域横断で、大国間の競争が繰り広げられる現代の世界情勢。 特定の地域や、特定の専門領域だけでは物事を正しく理解することはできない。 この本は全ての領域を網羅しているわけではないが、アメリカ、ロシア、中国という重要な国家アクターや、サイバー、テクノロジーといった領域にも踏み込み、新しい視座を与えてくれる。 どの国も国家の成り立ちや内情も様々であり、拡張するモチベーションや思想も異なる。 アメリカは共和党、民主党を軸として、国外への干渉の考え方は異なる多重人格のような国家である。 中国は食料安全保障など、人口を多く抱える国家としての危機感もあるし、成り立ちとして国家は中国共産党のマシーンにすぎない。その延長線に他国との関係性や枠組み、国連などがあると考えるのが分かりやすい見方である。 また、地政学的に多方面へのアクセスを着実に広げており、欧米が広めた価値観に対抗する価値観も提示し続けている。 国内にもグレーターベイエリアという日本の首都圏を超える経済規模の都市構想を持っており、アジアの経済センターになりうる。 ロシアは泥くさい覚悟を持ち、かつ超大国ではないものの、各分野で60点以上を取れる前提があるため、その基盤の上でストラグルができている。 また、ユーラシア大陸での影響力を持つことが前提としてある。 保守的な価値観を再定義しながら、ロシア内外の共感を得ている。 サイバーやテクノロジー領域の発展がもたらすことの一つは、軍事非軍事の曖昧さという、いわば中世化である。 また、敵の無力化を図るという戦争の本質は変わらないが、テクノロジーやインテリジェンスの高度化はバトルリズムといった戦争の特徴は変化させる。 日本も危機感を持ち、地政学的な立ち位置と、持ちうる手段を整理し、大国間のハイブリッドストラグルの中で少しでも国益を維持拡大するための現実的な思想を持つべきと感じた。
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大国のアメリカ、ロシア(?)中国の価値観を専門の人たちが紹介してくれている本。プーチンがウクライナを自国の領土だと思っている論文を発表していることとか、中国の腐敗が少なくなっていることとか、今までの価値観が一新された。 日本は大国にはさまれてこれからどうしていけばええんやってなった。 この本読むと、世界のリーダーとしては独裁のほうが統一しやすそうとは思うんだろうな…
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