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椿宿の辺りに 朝日文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
| 発売年月日 | 2022/07/07 |
| JAN | 9784022650412 |

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椿宿の辺りに
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商品レビュー
3.7
37件のお客様レビュー
椿宿の宿命。 「長く停滞していた何か」からの解放。となったか。。難解だった。というかなんとか読んだかんじで。 神話から名付けられた名前をもつ、主人公と従姉。この2人は我慢ならない痛みと共に生活している。 まあね、寒さのせいで肩凝りからくる偏頭痛が厳しいおりにこの本を手にとってし...
椿宿の宿命。 「長く停滞していた何か」からの解放。となったか。。難解だった。というかなんとか読んだかんじで。 神話から名付けられた名前をもつ、主人公と従姉。この2人は我慢ならない痛みと共に生活している。 まあね、寒さのせいで肩凝りからくる偏頭痛が厳しいおりにこの本を手にとってしまい、なかなか難解になってしまったんかな(笑) 巻末のエッセイの言葉が一番。 痛みは孤独だ。 痛みは自分が孤独であることに気づくきっかけになる。そしてそれは自分だけの物語を見つける道を示す 自分の痛みは自分にしか感じられない。痛みのあり方は人それぞれで感じかたも違う。1人で向き合わなければならない。 まあ、本を読めるのはそんなに痛くはないのかな(笑) いりくんだ痛みをときほぐすには。。
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ちょうど高校生以来、派手に捻挫して土日を鬱々と過ごしているときに「そういえば主人公が痛みに悩んでいる読みかけの本があった!」と思い、手に取った。 リンクしている作品である「f植物園の巣穴」も高校生のとき、自分としては読みにくくやっとの思いで読み終わった記憶があったが、こちらは案外...
ちょうど高校生以来、派手に捻挫して土日を鬱々と過ごしているときに「そういえば主人公が痛みに悩んでいる読みかけの本があった!」と思い、手に取った。 リンクしている作品である「f植物園の巣穴」も高校生のとき、自分としては読みにくくやっとの思いで読み終わった記憶があったが、こちらは案外サクサクと読み終わったと思う。 痛みって人生を悲観させるよなぁというのと、最後の手紙の往復で話がまとまって腹落ちする結末だった。 私もこの痛みが去るのを待つことにする。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
先月読了した「f植物園の巣穴」とつながりがあるということで、さっそく読んでみました。 本書の主人公の曾祖父がその「f植物園の巣穴」で主人公だった豊彦さんで、豊彦さんの息子の藪彦さん(主人公からみて祖父)が、山幸彦(通常、山彦で通している)と名づけたとのこと。山彦には海幸比子(海子)という従妹がおり、ふたりはそろいもそろって「痛み」に悩まされているというところから物語が始まります。 たまたまですが、病院の待ち時間で読み始めてしまい、私自身には何の痛みもなかったものの、山彦海子のような痛みを、周囲の患者さんたちも感じているのかも、と思うと、なんともいたたまれない気持ちになりました。病院で読む本ではなかった(笑) さて、海子の積極的な行動によって、この「痛み」はどうも、先祖の方まで遡る何かに関わっている、実家の方(佐田家の持ち家であるものの、山彦も海子も行ったことのない実家)に関わってくるのでは、という話になってきます。 正直に申しますと、全ては私の読解力のなさが原因ですが、「f植物園の巣穴」よりも理解が及びませんでした。というか、「f植物園の巣穴」の方は、現実と夢うつつが曖昧な世界で、そこまで理解しようと思わなかったというのが本当のところですが、本書はそうはいかなかった。佐田家の実家で大昔に起こった惨事、洪水の被害、活火山の山体崩壊とそれによる神社の崩壊などなど、過去に起こったことが連綿とつながり、今の山彦海子の痛みにつながっている・・・多くの出来事に頭は混乱するし、神話はなかなか頭に入ってこないし、この物語のスケールの大きさに圧倒されて・・・。 「f植物園の巣穴」は本書の中で、「f植物園の巣穴に入りて」と題した豊彦さんが書き残した超重要な書類として出てきます。これを読むことで山彦海子が先祖や実家、ひいては椿宿に対する理解を深めたようです。 「治水」・・・そういえば、豊彦さんは「治水」に対して具体的な何かをせずに、「f植物園の巣穴」は終わった気がします。それが代々引き継がれたということでしょうか。 そして、おそらく物語の本筋といえないところでひっかかってしまいました。それは、山彦さんが宙彦さんに書いた手紙の冒頭で、自分の母親から虐待とまでは言えないものの、生きるエネルギーを少しずつ削られるような育てられ方をした、と語るところです。表立った虐待でない分、質が悪いというニュアンスだったのですが、この手紙の前までに母親は登場していて、山彦さん側から母親に対して一方的に深い溝のようなものを感じていたのは充分わかっていたのですが、それでも「虐待」という言葉まで出てきたのにはびっくりしたものです。そこまでだったのか、と。ここに引っかかった理由はいくつかあって、まず、恐らく母親側はそこらへん全くの無自覚らしいので、私自身も子どもたちにとって同じような親になってはいないか、という恐れを感じたこと。母親からしたら愛情いっぱい育てたつもりの子にこのように思われているという悲劇を考えると、母親へも同情したということ。それから、表立っていない虐待(たとえば人格を否定するような言葉など)に苦しんでいる子どもたちが、表立っている虐待(身体的な暴力や食事を与えないなど)に苦しんでいる子どもたちの影に隠れてどれほどいるのだろうと想像してしまって胸がつまったこと。そして、また最初の理由「私自身がそうなっていないか」に戻って、ぐるぐると思考してしまいました。これは、山彦さんとお母さんの「質」が違いすぎたために起こった気もしますが、難しい問題だな、とすごく引っかかってしまいました。 物語の本筋に記憶を戻して、さらに正直に申しますと、同じ主題の本(「f植物園の巣穴」と本書)を続けて読んだためか、少し、著者ならではの言い回しやその世界観におなか一杯になってしまったところもありました。 ただ、やはり惹きつけられる何かがあることは否めません。梨木香歩さんが一番好きな作家さんのひとりであることに間違いはないです。 山彦の痛みに対する言葉を引用します。 「私は長い間、この痛みに苦しめられている間は、自分は何もできない、この痛みが終わった時点で、自分の本当の人生が始まり、有意義なことができるのだと思っていましたが、実は痛みに耐えている、そのときこそが、人生そのものだったと、思うようになりました。痛みとは生きる手ごたえそのもの、人生そのものに、向かい合っていたのだと。考えてみれば、これ以上に有意義な「仕事」があるのでしょうか。」 こんな言葉を紡ぐようになるには、あとどれほどの人間修行が必要だろうかとしみじみ感じました。 またいつか、何年後かに「f植物園の巣穴」と併せて再読したいです。そのころにはもうちょっと私の読解力が高まっていて、人間修業ができていますように。
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