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吸血鬼文学名作選 創元推理文庫
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吸血鬼文学名作選 創元推理文庫

アンソロジー(著者), 菊地秀行(著者), 須永朝彦(著者), 深井国(著者), 東雅夫(編者)

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吸血鬼文学名作選 創元推理文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2022/06/30
JAN 9784488564117

吸血鬼文学名作選

¥550

商品レビュー

3.5

7件のお客様レビュー

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2024/08/26

地元書店の夜更かし福袋に入っていた本。そんなことでもなければ、絶対に手に取らなかったと思います。全部読んでみました。好きな方には堪らないのでしょう。でも苦手かな(汗)

Posted by ブクログ

2024/08/18

いやー、、、「吸血鬼文学」に関して全くの無知な人間が読むにはなかなかハードルが高かった…。本書を読む前にレビューをいくつか読んでみたのですが、須永朝彦の追悼的な意味合いがあったのでしょうか。何にせよ、本書内の作者は全て初めてだったのですが、「西欧吸血鬼小説の古典的名作」であるとい...

いやー、、、「吸血鬼文学」に関して全くの無知な人間が読むにはなかなかハードルが高かった…。本書を読む前にレビューをいくつか読んでみたのですが、須永朝彦の追悼的な意味合いがあったのでしょうか。何にせよ、本書内の作者は全て初めてだったのですが、「西欧吸血鬼小説の古典的名作」であるという『バイロンの吸血鬼(ジョン・ポリドリ)』と『クラリモンド(テオフィール・ゴーチェ)』は特に読むのがキツかった…。どちらも改行がまるでなくて、見開き2頁がとにかく字がみっちりで…。ちょっと目を離すとどこまで読んだか分からなくなるし、文章もまだるっこいというか、誰を表しているのかが分かりづらくて読むのに難儀しました。。こういう作品をすらすら読める人はマジで凄いと思う…。 日本の作品だと、エログロの感想がちらほらあった柴田錬三郎の『吸血鬼』はどんなもんかとちょっと恐れていましたが、思ったほどグロくはなかったです。逆に、野呂俊作は何で死んでしまったのか…という疑問が残りました。また、城昌幸の『吸血鬼』は、「衰弱の甚だしい重病人」の佐分利重友の、帰国後の姿はどんなもんだったのだろうと思ったり。 個人的に読みやすかったのは都築道夫の『夜あけの吸血鬼』でした。後味が何とも…な作品でしたが。結局怖いのは吸血鬼というより人間なのかな…みたいな。 日本の作品は、「吸血鬼」そのものより「吸血鬼に襲われた」人物が描かれているのが多かったような気がしました。 その中で須永朝彦の作品は、「吸血鬼像」を描いていた気がします。吸血鬼=美形の描写は何故か『黒執事』を思い浮かべてしまいましたw あっちは悪魔なのに…。 ちなみに、この本を読んでみようと思ったのは結構不純な動機で、人生で一度くらい日夏耿之介作品を読んでみようと思っただけでした。で、「最寄りの図書館」で「日夏耿之介作品」が収録されているのが本書だった、という訳です。私の中で日夏耿之介と言ったらポオの翻訳?研究者?の認識だったので吸血鬼も扱っていたのは意外でしたが…。そしてこの410頁中、数頁しか扱ってないのもなかなかの肩透かしではありましたw まぁ数頁程度じゃ分からないですね…。 その日夏耿之介の名前を知っているのは、母をはじめとする兄弟数人の名付け親だったからで、その話を何度か聞かされていたからです。(母自身は面識はないらしい)亡き祖父が日夏耿之介と交流があったようですが、今の時代でもありえるのかな…教え子の子供の名付け親になるという関係性。フリーレンじゃないけど、80年ほど前はそうだったらしいです。

Posted by ブクログ

2024/06/03

 日本の作品と海外作品を収録した吸血鬼文学のアンソロジー。   海外作品からは、『フランケンシュタイン』執筆のきっかけになった1816年の<ディオダディ荘の一夜>に参加していたバイロンの『断章』とポリドリ作、佐藤春夫訳『バイロンの吸血鬼』が取られ、また、ゴーチエ作、芥川龍之介訳...

 日本の作品と海外作品を収録した吸血鬼文学のアンソロジー。   海外作品からは、『フランケンシュタイン』執筆のきっかけになった1816年の<ディオダディ荘の一夜>に参加していたバイロンの『断章』とポリドリ作、佐藤春夫訳『バイロンの吸血鬼』が取られ、また、ゴーチエ作、芥川龍之介訳『クラリモンド』、マルセル・シュウオップ作、矢野目源一訳『吸血鬼』と、いずれも超有名作が収録されている。訳の好みは人それぞれだろうが、これらの吸血鬼小説では現実を超越した雰囲気が求められるだろうから、舞台となる場所や館、類稀な美しさを誇る人物を描写する文章のあやや語彙の豊富さなど、やはり先人の訳には素晴らしいものがあると思う。  日本の作品では、日影丈吉の台湾を舞台にした『吸血鬼』が一番の好みだったが、親子二代にわたる奇譚を描いた都筑道夫の『夜明けの吸血鬼』、エロティックかつグロテスクな柴田錬三郎『吸血鬼』も、こうしたアンソロジーだからこそ出会えた作品だった。

Posted by ブクログ

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