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新疆ウイグル自治区 中国共産党支配の70年 中公新書2700
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新疆ウイグル自治区 中国共産党支配の70年 中公新書2700

熊倉潤(著者)

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新疆ウイグル自治区 中国共産党支配の70年 中公新書2700

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 中央公論新社
発売年月日 2022/06/21
JAN 9784121027009

新疆ウイグル自治区

¥330

商品レビュー

4.1

12件のお客様レビュー

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2023/07/27

いわゆるウイグル問題。清の時代にその範図に組み込まれてしまった。 まあそこは、おじいちゃんが旅したことがあったら、核心的利益とか言い出すところで、要はそこが問題だと思う。 著者は、どちらの立場にも入れ込まないように注意されているが、やっぱりかの大盗賊国家のやってることに疑問を呈...

いわゆるウイグル問題。清の時代にその範図に組み込まれてしまった。 まあそこは、おじいちゃんが旅したことがあったら、核心的利益とか言い出すところで、要はそこが問題だと思う。 著者は、どちらの立場にも入れ込まないように注意されているが、やっぱりかの大盗賊国家のやってることに疑問を呈する。 ジェノサイドかって。 ジェノサイドですよ。文化的かどうかはともかく。 何つても、ウイグルは、Chinaではないのだから。 そこを見誤ってはいけないと思うのだ。 自分たちの管理の元でのみ、実現される幸せこそが幸せであり、個々の人の幸せとか人生に意味がないと信じる有機体に飲み込まれること自体がジェノサイドでしょう。

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2023/07/01

何かと敏感な地域。文章表現にだいぶ気を使いつつ、中立で冷静な立場であろうとする著者の姿勢があちこちに伺える。これまでの歴史の流れがよくわかった。 ・紀元前2000年頃にコーカソイド系の人々が西からやってきた ・タリム盆地周辺のオアシスでは、天山山脈などからの雪解け水を利用した農...

何かと敏感な地域。文章表現にだいぶ気を使いつつ、中立で冷静な立場であろうとする著者の姿勢があちこちに伺える。これまでの歴史の流れがよくわかった。 ・紀元前2000年頃にコーカソイド系の人々が西からやってきた ・タリム盆地周辺のオアシスでは、天山山脈などからの雪解け水を利用した農業者が発達。クチャ、カシュガル、ヤルカンド、ホタンなどのオアシス都市が漢人進出前から成立していた。 ・漢人の進出は紀元前二世紀の前漢の武帝の時代頃。敦煌より西は西域と呼ばれた。 ・10世紀頃にイスラーム化がはじまった。 ・中華民国成立後はロシアの影がちらつく。 ・習近平の父の習仲勲は新疆分局の上部組織である中共中央西北局の第二書記で、意外にもウイグル族との融和的政策をとっていた。 ・親戚制度とは、漢人の公務員が現地ムスリムの各家庭に割り当てられる制度。 ・職業技能訓練センターには、思想改造や強制収容の話もある。 ・産児制限、綿畑への動員、先端技術による監視が行われている。 ・新疆生産建設兵団は漢人主体で構成される組織で、平時は農業、有事には軍を部隊となる。 ・自治区の人口は約2500万人。約3割が漢民族。ウイグル、カザフ、ほか少数民族などで構成される。

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2023/05/16

中国建国以来、共産党統治下の新疆ウイグル自治区の歴史を概観した本。 大躍進政策、文化大革命から直近のゼロコロナ政策にいたるまで、上からの一方的な政策に翻弄されるのは中国に暮らす人々にとって常なのだが、新疆ウイグル自治区ではさらに民族問題もからんで問題は複雑化する。頻発するデモ・...

中国建国以来、共産党統治下の新疆ウイグル自治区の歴史を概観した本。 大躍進政策、文化大革命から直近のゼロコロナ政策にいたるまで、上からの一方的な政策に翻弄されるのは中国に暮らす人々にとって常なのだが、新疆ウイグル自治区ではさらに民族問題もからんで問題は複雑化する。頻発するデモ・暴動に対して民族政策は強硬になるいっぽうで、現在ではウイグル人は徹底した監視、思想改造によって民族のアイデンティティが失われるような状況に置かれている。 (おそらく、このような状況はチベット、内モンゴルにおいても同様であろう。) 非常に胸が痛む。

Posted by ブクログ

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