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死刑について
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
発売年月日 | 2022/06/17 |
JAN | 9784000615402 |
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死刑について
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商品レビュー
4.2
51件のお客様レビュー
平野啓一郎さんは物事をものすごく深く考えることができて凄いと思う。それには記憶力がずば抜けていることが必要だろう。私などは記憶力がなく、本を読んでも読み終えた直後に内容があまり思い出せない。死刑については映画などでよく死刑の話が出てきて、そのたびに考えさせられる。死刑を受ける人の...
平野啓一郎さんは物事をものすごく深く考えることができて凄いと思う。それには記憶力がずば抜けていることが必要だろう。私などは記憶力がなく、本を読んでも読み終えた直後に内容があまり思い出せない。死刑については映画などでよく死刑の話が出てきて、そのたびに考えさせられる。死刑を受ける人の気持ちとはどんなものなのだろうと。私は悪人であっても、一人の人間として、死刑に処せられる時の気持ちを慮ってしまう。 平野啓一郎さんの久々の小説作品『富士山』が刊行された。平野啓一郎さんの小説は紙の本はすべて読破した。なので『富士山』は待ちに待った小説だが、図書館で借りて読むつもりなので予約待ちで読むのはだいぶ先になるだろう。それまでは未読のノンフィクションを読んでいくつもりだ。この『死刑について』はその一環で読んだ。
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死刑制度の存廃を筆者平野啓一郎の言葉から考える。この国の死生観や儀式、宗教、そしてムラ社会の因習などが背景となって、復讐心と人権の対峙は責任と優しさを天秤にかける。現状の看過は社会の荒廃へと連なっていく。そこに私たちは気付く、教育や情報リテラシーの大切さが問われている。謀(はかり...
死刑制度の存廃を筆者平野啓一郎の言葉から考える。この国の死生観や儀式、宗教、そしてムラ社会の因習などが背景となって、復讐心と人権の対峙は責任と優しさを天秤にかける。現状の看過は社会の荒廃へと連なっていく。そこに私たちは気付く、教育や情報リテラシーの大切さが問われている。謀(はかりごと)は便利アイテムやお得ポイント、そして怪しい "豊かさ" に包装されて見えにくくなっている。死刑制度も鵜呑みは危ない。被害者心情を名目とした "同情" や "憎悪" は "人間らしさ" と "尊厳の軽視" の表裏一体となり、その果てに戦争や紛争は起きる。国家や権力者の暴力はそこにあり死刑執行もその一形態に過ぎない。社会の中枢となる信頼を放棄して、瓦解する社会の苦痛が慢性化した日常は実に恐ろしい。
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死刑制度について深く考えたことはありませんでしたが、何となくあった方が良いと考えていました。しかし、作者の考えに触れ、感情とは切り離して、国家が合法的に人を殺すことができる恐ろしさを理解しました。ただ、もし自分が被害者家族になってしまったら、やっぱり死刑をもとめるかもしれません。...
死刑制度について深く考えたことはありませんでしたが、何となくあった方が良いと考えていました。しかし、作者の考えに触れ、感情とは切り離して、国家が合法的に人を殺すことができる恐ろしさを理解しました。ただ、もし自分が被害者家族になってしまったら、やっぱり死刑をもとめるかもしれません。それくらい難しい問題ですね。
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