情報革命400年 顕微鏡からグーグルまで(上) 17世紀の絵画、書物～20世紀前半の大衆誌 ニュートン新書

ケネス・カミール(著者), ジョン・ダラム・ピーターズ(著者), 吉森葉(訳者), 鷲田祐一(監訳)

• 販売会社／発売会社: ニュートンプレス
• 発売年月日: 2022/05/18
• JAN: 9784315525595

商品レビュー

2023/04/21

　17世紀における科学の勃興が引き起こした新たな「事実」の氾濫が、現代における「情報の洪水」に匹敵する衝撃であったことを示し、人間が「事実」「知識」「情報」といった概念といかなる格闘を行なってきたか、またそれ自体をどのように認識してきたかを時代の変遷に即して論証する。
　その中で現代は、大衆知識と専門知識の境界線があいまいになり、その妥当性が常に争われるプロミスキャス・ナレッジ（無秩序な知識）の時代として描かれている。

2022/07/24

1950年代に定期的な全国の世論調査が行われるようになるばで、政治学者や社会学者たちは単一の年の調査を行い、そこで得られた部分的な結果が全体を表すという論理を信じ続けた。