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だからフェイクにだまされる 進化心理学から読み解く ちくま新書1652
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だからフェイクにだまされる 進化心理学から読み解く ちくま新書1652

石川幹人(著者)

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だからフェイクにだまされる 進化心理学から読み解く ちくま新書1652

定価 ¥858

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2022/05/11
JAN 9784480074799

だからフェイクにだまされる

¥440

商品レビュー

3.5

13件のお客様レビュー

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2024/07/10

ある集団(国民)の特性が、集団主義的であるか、個人主義的であるかという観点は非常に興味深い。例えば自己紹介の時、日本人は自分の所属を言う、一方アメリカ人は自分の能力や知識を披瀝する。 これは日本人のアイデンティティが所属する集団によって確立されること(集団主義)を示しており、一方...

ある集団(国民)の特性が、集団主義的であるか、個人主義的であるかという観点は非常に興味深い。例えば自己紹介の時、日本人は自分の所属を言う、一方アメリカ人は自分の能力や知識を披瀝する。 これは日本人のアイデンティティが所属する集団によって確立されること(集団主義)を示しており、一方アメリカ人は個人同士が相互協力できる関係を探し、機動的な集団を作っていくこと(個人主義)を示している。 近年、このような差異は、他の国々に関しても普遍的に論じることが出来る事が判明した。多様な人々が移住し続ける新大陸や、人の出入りが激しい商業地域などでは個人主義的傾向が強く、人口密度が高く農業などの体系的な協力が必要な産業が盛ん、且つ自然災害が多く団結が必要な地域では集団主義的傾向が強い事が見出された。 他方、ビジネス環境に目を向ければ、変化の目まぐるしい現代社会においては、変化に対応して集団を臨機応変に作り直しやすい個人主義の方が有利とされている。 ただ、長い年月にわたって地道な技術開発が必要な分野の場合、短期的な成果に惑わされることなく、団結して継続が可能な集団主義が有利となることもある。 昨今、やみくもにも感じる日本の企業風土改革だが、このような進化心理学的な背景は微塵も考慮されていないように感じられる。 日本人には日本人の働きやすい環境があって然るべき様に感じる。無理やりグローバルフォーマットに当て嵌められて、日本はどんどん不幸せな方向に進んで行っているように感じられる。

Posted by ブクログ

2023/12/18

●久しぶりな良書 ●我々がフェイクにはまる理由を太古に遡って教えてくれる。なるほどね… ●現代社会の情報伝達技術が人類にはまだ早すぎたのではないかって思っていたけど、まあそうなんだろうな… ●なるべく科学的な方法でフェイクを破ってほしいけど…人類の叡智に期待するしかないな。今はま...

●久しぶりな良書 ●我々がフェイクにはまる理由を太古に遡って教えてくれる。なるほどね… ●現代社会の情報伝達技術が人類にはまだ早すぎたのではないかって思っていたけど、まあそうなんだろうな… ●なるべく科学的な方法でフェイクを破ってほしいけど…人類の叡智に期待するしかないな。今はまだ過渡期… ●明らかに電波なことを言ってる人が近くにいるとゲンナリしてしまう今日この頃ですわ… ●現代人必読書です、これわ。全体的に過不足なく、抑制が効いているし、テンポまでよい。

Posted by ブクログ

2023/11/27

第1章 見かけがつくるフェイク―演出までには至らぬ装い 第2章 共感に訴えるフェイク―人の話を信じる理由 第3章 言語が助長したフェイク―想像の果たす役割 第4章 自己欺瞞に巣くうフェイク―承認欲求の暴走 第5章 科学の信頼を利用したフェイク―未来予測の限界 第6章 誤解から生じ...

第1章 見かけがつくるフェイク―演出までには至らぬ装い 第2章 共感に訴えるフェイク―人の話を信じる理由 第3章 言語が助長したフェイク―想像の果たす役割 第4章 自己欺瞞に巣くうフェイク―承認欲求の暴走 第5章 科学の信頼を利用したフェイク―未来予測の限界 第6章 誤解から生じるフェイク―行動選択の偏り 第7章 結束を高めるフェイク―部族意識の功罪 終章 フェイクとどのように対峙していくか

Posted by ブクログ