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ピリカチカッポ(美しい鳥) 知里幸恵とアイヌ神謡集
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ピリカチカッポ(美しい鳥) 知里幸恵とアイヌ神謡集

石村博子(著者)

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ピリカチカッポ(美しい鳥) 知里幸恵とアイヌ神謡集

定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2022/04/30
JAN 9784000245463

ピリカチカッポ(美しい鳥)

¥990

商品レビュー

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2024/07/12

「アイヌ神謡集」を著した知里幸恵の評伝。新しい本だけに、最新の情報や研究成果が追加されている。例えば、2010年に開館した「知里幸恵 銀のしずく記念館」が生まれるまでの物語。1970年代の再評価から始まり、生誕百年を機会に一気に盛り上がり、全国の幸恵ファンが協力してお金を出し合っ...

「アイヌ神謡集」を著した知里幸恵の評伝。新しい本だけに、最新の情報や研究成果が追加されている。例えば、2010年に開館した「知里幸恵 銀のしずく記念館」が生まれるまでの物語。1970年代の再評価から始まり、生誕百年を機会に一気に盛り上がり、全国の幸恵ファンが協力してお金を出し合って開館に至る感動のストーリーだ。知里幸恵は今も多くの人の心の中に生きている、そう思わせる著作である。

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2022/11/28

知里幸恵氏の短くも使命に燃えた人生を、誕生から順に分かりやすく纏めている。 著者の感情が強く出ている文も散見されるが、それだけ知里幸恵氏の一生が胸に迫るものだからだろう。 白老にオープンした国立アイヌ民族博物館「ウポポイ」に対する著者の静かな怒りが印象に残っている。歴史展示コーナ...

知里幸恵氏の短くも使命に燃えた人生を、誕生から順に分かりやすく纏めている。 著者の感情が強く出ている文も散見されるが、それだけ知里幸恵氏の一生が胸に迫るものだからだろう。 白老にオープンした国立アイヌ民族博物館「ウポポイ」に対する著者の静かな怒りが印象に残っている。歴史展示コーナーの解説文が、日本政府の同化政策とアイヌへの暴虐を十分に伝えていないというもの。 知里幸恵氏の戦いは、未だ完全な決着がついていないと感じる。

Posted by ブクログ

2022/09/24

100年前、たった1冊の神謡集を世に送り出し、短い時間を駆け抜けて行った知里幸恵。 金田一京助との出会いは、アイヌに伝わる神謡の口語訳に火を当てる事。しかし、129日の東京での時間が彼女の生を縮めたのか、今となってはそれが幸いだったかどうかは語れない。 しかし、言えるのは「アイヌ...

100年前、たった1冊の神謡集を世に送り出し、短い時間を駆け抜けて行った知里幸恵。 金田一京助との出会いは、アイヌに伝わる神謡の口語訳に火を当てる事。しかし、129日の東京での時間が彼女の生を縮めたのか、今となってはそれが幸いだったかどうかは語れない。 しかし、言えるのは「アイヌから大地を奪ったシャモ」がちゃんと向き合わねばならぬ心情そのもの。 石村氏の文は平明であり、とても読み易い。「100分de名著」で触れなければ幸恵の人生にも触れることなかった。番組では幸恵の姪の長女の朗読で神謡が朗読される。幸恵の生の声は残っていなくても、100年を経た時間が再現されるような 心に響くその調子。 129日間の東京での生活は文学とエロスが濃縮されたような時間だったらしい、京助の妻、春彦への気遣いは大変だったであろう。そして終生続いた和人の苛め、失ようんそれがどれほど身を削って行ったか思うと胸が痛む。 朗読の木島さんが読む「・・トワトワト」の響きはオノマトペだが、それ以外にも意味不明の擬態音が多い。 そして語られるシマフクロウと貧しい少年との出会いにも謎が。しかし考えられるのは幸恵が敬虔なクリスチャンであったこと~通奏低音の温かな慈愛の気持ち。 アイヌといえばウポポイ言えば。昨年増毛の帰りに寄りたかったのだが,休館日の月曜で実に残念だった。一度は訪れたい。 2015年にやっと始まった神謡集の口語訳の動き、幸恵のノートがまだまだ手を付けられていないという。引き続きの紹介が待たれる。

Posted by ブクログ

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