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京都辻占探偵六角 431秒後の殺人 ミステリ・フロンティア
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2022/04/28 |
JAN | 9784488020170 |
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京都辻占探偵六角 431秒後の殺人
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商品レビュー
3.4
16件のお客様レビュー
話の店舗が良くて読みやすかったけど、トリック全般はちょっと大雑把かなという印象。六角と直行の出会いから書いているが、関係性の発展が書かれていなくて二次創作のような、唐突な友人関係に違和感を覚えた。
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[1]トリックはバカミス系と言え、なかなかの力技です。最後の病院のはギリ可能かもしれへんかな。 [2]個人的にミステリは雰囲気とキャラと会話が大事と思ってるんやけど、キャラと会話はええかなと思うけど、雰囲気部分で辻占を前面に出して不思議都市京都という感じにしてくれるとよかったかも...
[1]トリックはバカミス系と言え、なかなかの力技です。最後の病院のはギリ可能かもしれへんかな。 [2]個人的にミステリは雰囲気とキャラと会話が大事と思ってるんやけど、キャラと会話はええかなと思うけど、雰囲気部分で辻占を前面に出して不思議都市京都という感じにしてくれるとよかったかもしれへんなあと。ほとんど辻占関係なしの普通な探偵やった。ついでにユーフラテスにも活躍してもらいたかった。 [3]ところで、会話の調子が京都弁やのうてどっちかゆうと大阪弁ちゃうかなあって気がする。いっそ大阪を舞台に? ■簡単なメモ 【431秒後の殺人】ビルから落下してきたブロックが頭部に当たりカメラマン松原京介が死亡した。浮気が発覚し離婚直前の妻沙織が怪しいと安見直行は祖母から聞いた「六角法衣店」を訪ねる。トリックはすぐわかるが確実性がなさすぎるなあと思うてたら証拠を残しすぎてる気はするけどいちおう蓋然性の殺人のようで(ちょっとネタバレ?)。 【睨み目の穴蔵の殺人】古いビルの七階に作られた、安い宿泊料金とあえて間違った日本風にしている格好よくてスノッブなカプセルホテルでのオカルトめいた噂は謎ですらないが(女性オーナーが包帯女の真相に気づかないはずがないと思うが)、ともあれ殺人事件へとつながる。 【眠れる映画館の殺人】地下鉄四条駅近くのシネコンとミニシアターの中間のような映画好き御用達の映画館で上映後誰にも機会がなさそうなのにいきなり人が死んでいた。 【照明されない白刃の殺人】「呪いの骨壺」に現在進行形で祟られている佐野という男がイベントの最中に刺されたが犯人が消失した。《いやあ、良かった。こんなに気分がええのは久しぶりなんです》p.245 【立ち消える死者の殺人】病院から誰にも気づかれず消失した母の頼子は死んだものと六角は考えていたが行方不明になった数年後に連帯保証人となり多額の債務をつくっていた。これはある意味死体のアリバイを崩す話。 ■簡単な単語集 【岡本カメラ店】松原京介と親しく、安見直行も世話になっているカメラ店。 【菊郷/きくさと】中京署刑事。聡明とは知り合いのようだ。 【京都】《京都に画にならぬ場所はない》p.14。《京都は色々移り変わりも激しい街やけど、大事なものは変わらへん不思議なとこやからね。》p.25 【京都芸術センター】京都を拠点にするアーティストたちの聖地。地下鉄烏丸駅近く。 【椎名樹里】人気のあるDJ。元アイドル。名前は出てくるが登場せず。 【辻占】朝や夕の京の辻を行き交うものの音を聞き吉凶を読み取る。現在の料金は一回三千五百円全額前払い。 【橋立あつ子/はしだて・あつこ】第二話のマークスホテルのオーナー。出版社で編集長もつとめる。まだ若くその活発に直行は惹かれた。 【松村】第三話の京都ソノシネマのスタッフ。 【安見直行/やすみ・なおゆき】いまだ稼げないカメラマン。二十六歳。世話になった松原京介の事件で六角聡明と知り合いワトソン役となる? かなりのお調子者。無駄なお節介をしたがる厄介な癖を持つ。聡明いわく「お前ほんまもんのアホなんやな」(p.85) 【安見直行の祖母】六角家の辻占能力を信頼している。 【ユーフラテス】写真の中の露地に住んでいる猫。もっと活躍してほしかった。 【六角家】平安時代の陰陽師の血を引くと言われている易占の大家。 【六角聡明/ろっかく・そうめい】現在の六角家の主。登場時は人間嫌いなのかと思われたが特にそういうわけではなかった。めんどくさがり屋ではあるが飄々としており遠慮はなく正直。辻占の能力を受け継いでいる。 【六角法衣店】本来法衣のオーダーメイドの店らしいが最近では既製品ですます寺も多くここ百年閑古鳥が鳴いている。古着部門も冴えない。唯一占い部門は盛況で予約いっぱいだが営業は隔週水曜日十四時四十五分から十五時までという驚異の十五分間だけ。 【六角頼子/ろっかく・よりこ】聡明の母。十四年前に失踪した。連帯保証人になったせいで多額の債務を抱えている。
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初読みの作家様でこの本がデビュー作。 書店で出会って購入した一冊でこういう出会いが書店巡りの醍醐味ですね。 お人好しの助手とキレキレの名探偵。二人が出会ってコンビになって、連作短編の最後では名コンビに。またこの二人に会いたいからシリーズになったらいいなぁ。
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