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捜索者 ハヤカワ・ミステリ文庫
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 早川書房 |
| 発売年月日 | 2022/04/20 |
| JAN | 9784151850011 |

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商品レビュー
3.7
42件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
アメリカからアイルランドの小さな村へやってきたカル。カルが自由や平穏を求めてやってきたはずの田舎町で複雑に絡み合う人間関係やトラブルに向き合う作品であった。ストーリーの進み方が非常に緩やかであり、それが田舎ののどかな雰囲気を自然と想起させてくれた。しかし、後半に差し掛かるにつれ気づいた時には四方を囲まれたような感覚に陥っていた。 トレイは子供であるのに、大人っぽさのあまり、子供としては見ていない自分がいたが、時折見せる幼さに心がホッとした。トレイにとって幸せな結末ではなかったものの、カルがいたことが本当に不幸中の幸いであったと思えた。 そして、娘のアリッサが最後の最後に父親を助ける場面から子育ての意義、そして素晴らしさを教えてもらった。
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シカゴ警察官であったカル・フーパーが警察を辞め妻と別れ一人娘も残して、アイルランド片田舎の古い家で生活を始める。家具や壁を改修する日々。 閉鎖的なその村で問題家族のトレイという13歳の女の子に突然失踪した兄の捜索を頼まれる。断りきれず真相を探ることになる。彼は長年の経験で培った...
シカゴ警察官であったカル・フーパーが警察を辞め妻と別れ一人娘も残して、アイルランド片田舎の古い家で生活を始める。家具や壁を改修する日々。 閉鎖的なその村で問題家族のトレイという13歳の女の子に突然失踪した兄の捜索を頼まれる。断りきれず真相を探ることになる。彼は長年の経験で培った感をフル回転させる。 最初距離のあったトレイも徐々にカルに親しむ。 カルがトレイにモラル(倫理)とマナーとエチケットの定義を教える場面が象徴する。 夫に死なれて一人住まいの寡婦レナとも親しくなり、彼女に協力してもらい、得体の知れない連中からの脅しに遭いながらも捜索を続ける。 麻薬取引の内輪揉めで失踪する経緯がわかってくると同時に、面倒見のいい隣人マートなど村人達の仕組んだトリックの全貌も明らかになる。 長編のほとんどをその解明の期待感で長々と引っ張り最後にどうなるのか緊張が絶頂に達する。 700ページ中の最後の30ページがこの物語の核心だ。ストーリーは単純なのに構成に手が込んでいて、全体的な冗長感は否めない。 アイルランドの片田舎、自然の息吹の丁寧な描写の連なりで静謐な表現が延々と続く、人の温もりもしみじみと感じさせる。快適な読み心地なのに何のために読んだのか不思議な感覚が残る、そんな作品であった。
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シカゴ市警を退職してアイルランドのド田舎に引っ越したカルが、買った古民家をセルフリノベーションしていると、村から疎まれている一家の子供トレイに「行方不明になった兄を探してほしい」と依頼される…というミステリ。 辺鄙な田舎という閉鎖的なムラ社会へ突然引越してきた奇異なアメリカ人とい...
シカゴ市警を退職してアイルランドのド田舎に引っ越したカルが、買った古民家をセルフリノベーションしていると、村から疎まれている一家の子供トレイに「行方不明になった兄を探してほしい」と依頼される…というミステリ。 辺鄙な田舎という閉鎖的なムラ社会へ突然引越してきた奇異なアメリカ人ということで、警察を退職して権限が無いのに村人へ聞き込みをして回るうちに「探り回るな。手を引け」と警告を受けるなど前途多難。 村の嫌われ者一家の一員であるトレイが徐々にカルに心を開いていくところは良いが、ミステリ部分の比重は軽め。「ザリガニ」とか「われら闇より」などと同じく、ミステリ味をまぶした文芸書という立ち位置かな。
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