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宗歩の角行
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2022/04/19 |
JAN | 9784334914622 |
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宗歩の角行
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商品レビュー
4.2
7件のお客様レビュー
将棋しかない宗歩の行動に引き込まれる。奥州への旅で死んだ宗歩の足跡を,宗歩を知る人に順番に聞いていき,宗歩の人物像を浮かび上がらせる。一種の謎解きのようなストーリィ展開であり,それぞれの人の宗歩像からリアリティのある宗歩が浮かんでくる。今も昔も,人の世は複雑である。
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江戸末期に活躍した天才棋士天野宗歩のエキセントリックな人生を小説に。 とはいってもこの方が実在の人物ということすら知らなかったのでどの程度がフィクションとして描かれてるのかさっぱりなんですが。 宗歩本人ではなく、没後に彼について周りが語るというインタビューのようなつくり。それはそ...
江戸末期に活躍した天才棋士天野宗歩のエキセントリックな人生を小説に。 とはいってもこの方が実在の人物ということすら知らなかったのでどの程度がフィクションとして描かれてるのかさっぱりなんですが。 宗歩本人ではなく、没後に彼について周りが語るというインタビューのようなつくり。それはそれで面白かったですけどね。一遍が短いのでテンポよく読めましたし。 ただ、なんだろうな?最初から「宗歩は誰に殺されたのか?」みたいなテーマも根底にあったように思いますが・・・そっちはちょっと拍子抜けかな。それまで出てこなかった人物が急に出てきて、いわば実行犯であったような話をされても・・・まあそういうミステリ的な楽しみをするようなお話ではないのでしょうけども。。 ある意味で最重要人物である風吉もなんかなあ。将棋からずっと離れていながらとんでもない実力を維持しつづけたという点ではこっちのほうがはるかに「天才棋士」なんじゃないですかね? 史実を下敷きにしている部分と、おそらく創作であろうこの2点が妙に乖離してしまっているように感じてしまいました。うまくなじんでいないというか。。。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
将棋の世界では超有名人らしい(不勉強で全く知らなかった)天野宗歩の生涯を描いた小説。何しろこの宗歩は後に棋聖と称される人、現代でもその称号は生きていて確か、藤井九段が最初に勝ち取った称号じゃなかったか?(不勉強でそれも知らない) この通り、将棋のことは全く知らない、せいぜい駒の動かし方を知ってる程度の俺でも全く問題なく楽しめた小説。時々棋譜が出てくるので、将棋を楽しめる人にはまた格別なんだろうとは思う。 物語の展開としては、宗歩本人ではなく、客観視点でもなく、宗歩に関わった人々20人の思い出話を編みこんで物語にしていく展開。「壬生義士伝」とか「火車」のパターンやね。この技は上手く使うと物語の層に厚みが出て良い。下手こくと視点がばらけて集中力が失せてしまうんだけど、この作品ではそういうこともなく、きっちり読みこませる緊張感を維持させる。 20人もの知り合いに聴きまわっているのは誰か?宗歩の真の死因とは何か?最後の対戦相手は誰なのか?色々謎も絡めつつ、最後まで面白いし、何故か読後に元気も出る物語だった。 しかし…将棋にしろ音楽にしろ、小さいころにもっときちんとやっておけば良かったと、谷津作品読了後はじじいの後悔が花開くなぁ
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