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人生百年の教養 自分の人生と戦い続けるために 講談社現代新書2656
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2022/04/13 |
JAN | 9784065277218 |
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人生百年の教養
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11件のお客様レビュー
ドストエフスキーの翻訳で知られるロシア文学研究者の著者が、少年時代から青年時代を経て、老いに向きあいつつある現在にいたるまでのみずからの来歴を振り返りつつ、教養の意義について語ったエッセイです。 「教養」の失効が問題視されるようになった時代はとうの昔のことで、むしろ比較的近年に...
ドストエフスキーの翻訳で知られるロシア文学研究者の著者が、少年時代から青年時代を経て、老いに向きあいつつある現在にいたるまでのみずからの来歴を振り返りつつ、教養の意義について語ったエッセイです。 「教養」の失効が問題視されるようになった時代はとうの昔のことで、むしろ比較的近年になって、阿部次郎の『三太郎の日記』に代表される、いわゆる「大正教養主義」について、竹内洋や高田里惠子らの歴史的・批判的な立場からの検証がなされたことで、かえって「教養」ということばを目にする機会が増えたように感じます。そうした現代において、「教養」というテーマを正面に押し出して、その意義についての考察が展開されている、ある意味ではめずらしい本です。 著者は「教養」を「共通知」と規定し、他者と「分かち合う」ことの重要性を説くことで、現代における「教養」の意義をあらたに示そうとしています。一方で、グローバル化が進行する現代において、このような意味での「教養」が押し流されてしまいかねないという現実を、著者はけっして無視しているわけではありません。むしろみずからの考えが「古臭いよ、君は」といわれかねないことを知りつつ、そうした情勢におもねるのではなく、肩の力を抜いて著者自身の学問形成の来歴を、ユーモアをまじえつつ語ります。 こうした著者のスタンスは、「教養」などという「古臭い」「時代錯誤的」なものを押し流す現代の情勢に「打ち勝つ」ことはできないけれども、そうした情勢に「負けない」ためのスタンスといえるでしょう。本書で用いられていることばを借りるならば、「レジリエンス」に通じる力を身につけることが、著者の考える「教養」なのではないかと考えます。
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イントロを少し読んで興味深く感じ、やや読み進めていくと大半が筆者の自伝めいてきて、いくつかの教養に関する示唆はあったものの、冗長であった。
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亀山先生御自身の哲学と,そこに至るプロセスが語られている.結局哲学あるいは思想は,自らが試行錯誤する上で獲得する以外に方法はないので,高校生・大学生あたりがロールモデルとするために活用する書物だろうか.
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